TQコネクトが介護施設向けにLIFULL seniorと提携！家族との新たなコミュニケーション手段を提供

TQコネクト株式会社は、LIFULL seniorと協力して、介護施設への入居を検討している家族とのコミュニケーション支援を強化する新たな取り組みを発表しました。介護施設入居者とその家族のつながりを深めるための「TQタブレット」の販売を通じて、安心感のあるコミュニケーション環境を提供することを目指しています。

近年の高齢化と介護の現状

日本では、高齢化社会が進む中で要介護認定者数が増加し続けており、厚生労働省のデータによると、2000年には約256万人だった要介護・要支援認定の方々が、2024年には約706.7万人に達する見込みです。この傾向は今後も続くとされており、介護施設の入居者数も増えていることから、多くの高齢者が家族と離れて生活することが一般的となっています。この現状の中、離れて暮らす家族とのコミュニケーション手段の確保が、介護の現場で重要なテーマとなっています。

TQタブレットによる新たなコミュニケーション

「TQタブレット」は、介護施設にいる方や自宅で介護を受けている方でも気軽に家族とテレビ電話を楽しむことができる、とてもシンプルな端末です。このタブレットは操作不要で、家族からの通話が入ると10秒以内でテレビ電話が自動的に接続されるため、高齢者でもスムーズに利用できる設計になっています。特にデジタル機器に不安を抱える100歳を超える方々にも適しています。このように、TQタブレットは離れて暮らす家族との顔を見ながらの会話を可能にし、心のつながりを強化します。

LIFULL seniorの役割

LIFULL seniorは「LIFULL介護入居相談室」を運営し、全国の高齢者向けの介護施設情報を提供しています。このサイトでは、57,000以上の施設情報を掲載しており、家族が介護施設を選ぶ際のサポートも行っています。入居相談室では、専門のスタッフがユーザーのニーズを丁寧にヒアリングし、ぴったりな施設を提案します。このような情報をもとに、TQコネクトはLIFULL seniorとの提携を通じて、「TQタブレット」を介したより良いコミュニケーション支援を実現します。

今後の展望

TQコネクトとLIFULL seniorは、以前よりTQタブレットのレンタルプランでも連携しており、利用者からは「家族とのコミュニケーションが豊かになった」との声が寄せられています。今後も、両社はこのパートナーシップを通じて、より多くの高齢者やその家族に安心感を提供し、介護に伴う不安を軽減することを目指します。さらに、今後は定期的に製品の改良を行っていき、ユーザーの皆さまのニーズに応えるサービスの構築に努めていく予定です。

まとめ

高齢者とその家族がより良いコミュニケーションを築けるように、TQコネクトとLIFULL seniorは、新たな取り組みを進めています。介護施設への入居を考える方々が「TQタブレット」を通じて、安心して家族とつながれるようなサービスを提供していく姿勢が、今後どのように発展していくのか注目です。家族とのつながりをより強固にするための新たな技術が、介護の現場でも大きな助けとなることが期待されています。