音響メタマテリアル技術が進化!ピクシーダストテクノロジーズの「空気は通すが音は通さない」遮音技術
ピクシーダストテクノロジーズ株式会社(以下、PxDT)は、2024年7月24日~27日に東京ビッグサイトで開催されるTECHNO-FRONTIER 2024に、音響メタマテリアル技術を応用した独自の吸音設計技術「iwasemi™」と、従来技術では実現が難しかった「遮音性能」と「通気性」を両立した遮音技術を出展します。
PxDTが開発した遮音技術は、逆位相に散乱させる構造を持ったメタマテリアルを用いることで、入射した音波と逆位相の音波を生成し騒音を打ち消すことができます。これにより、従来の技術では実現が難しかった「遮音性能」と「通気性」を両立することに成功しました。
主な特徴
1.
高い「遮音性能」と「通気性」の両立
従来の遮音材は、遮音性能が高いと通気性が悪くなったり、通気性が高いと遮音性能が低下したりするといった課題がありました。しかし、PxDTの遮音技術は、音響メタマテリアルの特性を活かすことで、これらの課題を克服し、高い遮音性能と通気性を両立を実現しました。
2.
素材の選択自由度と加工自由度の高さ
メタマテリアルは、様々な素材で作成することが可能です。そのため、用途や環境に合わせて、最適な素材を選択することができます。また、加工自由度も高く、様々な形状に加工することが可能です。
3.
柔軟な遮音帯域
メタマテリアルの構造を変えることで、遮音する周波数帯域を調整することができます。そのため、必要な周波数帯域だけを遮音することが可能です。
音響メタマテリアル技術を応用した独自の吸音設計技術「iwasemi™」
「iwasemi™」は、音響メタマテリアル技術にPxDT独自の吸音設計技術を応用した吸音材です。従来の吸音材に比べて、以下の特徴を持っています。
1.
吸音周波数特性の柔軟性
様々な周波数帯域の音を効率的に吸収することが可能です。
2.
高い吸音率と薄型化の両立
従来の吸音材と比べて、より薄型で、高い吸音率を実現しています。
3.
素材の選択自由度と加工自由度の高さ
様々な素材で作成することができ、用途や環境に合わせて、最適な素材を選択することができます。また、加工自由度も高く、様々な形状に加工することが可能です。
今後の展開
PxDTは、これらの技術をさらに発展させ、様々な分野で活用できる技術として、社会に貢献していくことを目指しています。特に、建築分野やオフィス環境、音響機器など、音響設計が重要な分野での活用が期待されています。
ピクシーダストテクノロジーズ株式会社について
ピクシーダストテクノロジーズ株式会社は、計算機科学(コンピュータサイエンス)と、音や光などを自在に操る独自の波動制御技術を融合させ、コンピュータと非コンピュータが不可分な環境を構築し、「デジタルネイチャー」の到来を見据えています。
現在、波動制御技術をメカノバイオロジーや視覚・聴覚・触覚への介入・補助をする「パーソナルケア&ダイバーシティ」領域と、メタマテリアルやオフィス・工事現場等の課題解決のために適用する「ワークスペース&デジタルトランスフォーメーション」領域の2つの主要な領域に重点を置いて製品を展開しています。
TECHNO-FRONTIER 2024
TECHNO-FRONTIER 2024は、メカトロニクス、エレクトロニクスや関連する専門領域の最新技術と製品が展示される、アジア最大級の専門展示会です。
名称:TECHNO-FRONTIER 2024
日時:2024年7月24日(水)~26日(金)午前10時~午後5時
会場:東京ビッグサイト 東ホール
小間番号: 2C-01
* Webサイト:https://www.jma.or.jp/tf/
PxDTは、今回の展示会で、これらの技術をより多くの人に知ってもらうとともに、新たなパートナーとの出会いを探しています。