政府備蓄米に関する調査結果と消費者の実情
株式会社ロイヤリティ マーケティング(LM)が実施した「政府備蓄米に関する調査」の結果が発表されました。この調査は、東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県に住む20代から60代の方を対象に行われ、ラジオ番組「馬渕・渡辺の#ビジトピ」との共同研究としても注目されています。
認知度と購入体験
調査によると、政府備蓄米の認知率は高く、86.1%の人がその存在を知っていました。しかし、実際に店頭で政府備蓄米を見たことがあると答えた人はわずか34.3%で、これは意外に低い数字です。これからの福祉国家や食の安全保障を考える上で、消費者がどれだけこの商品を意識しているかは重要なテーマです。
また、実際に政府備蓄米を購入した人は全体の12.7%に過ぎません。最も多くの人がスーパーで購入し、購入量は主に5kgが中心でした。味や品質について満足していると回答した人の割合は少なく、やや不満を感じる人は1割未満でした。
今後の購入意向とその理由
今後の購入意向に関しては、「機会があれば購入したい」という回答が39.4%を占め、意外に高い傾向が見られました。一方で、品質や鮮度に対する不安から「購入するつもりはない」と回答した人も多いため、実際の購入行動には慎重な姿勢が見受けられます。
特に、品質や鮮度、保存方法に対する懸念が大きな理由として挙げられ、消費者の購買行動に影響を与えていることが分かりました。これは消費者が備蓄米を選ぶ際に、実質的な必要性だけでなく、品質も重要視していることを示しています。
ブランドと備蓄米の選択
政府備蓄米とブランド米の選択について、特にこだわりがないという回答が28.9%と最も多く見られました。また、コストを重視する人が多い一方で、銘柄米を選択したいという人も一定数いることが分かりました。
家庭での備蓄量は2~4kg程度が最も多かったですが、「常に5kg以上を備えている」という家庭も29.9%あり、家庭の食文化がうかがえます。
まとめ
この調査結果を受け、専門家である馬渕磨理子氏は、消費者が実用性や手軽さを重視しているとコメントしています。また、渡辺広明氏は米の安全保障について触れ、日本の食料自給率について危機感を示しました。
今後、政府の備蓄米に関する施策やマーケティング戦略の再構築が求められており、消費者の声を反映したより良い製品の開発が期待されています。
このように、政府備蓄米に関する調査は、消費者の実情を知る重要なデータとなりました。これを受けて、今後の米政策への期待が高まります。