CNC画像測定機QUICK VISION Pro、IDEAデザイン賞受賞
株式会社ミツトヨが製造したCNC画像測定機「QUICK VISION Pro」が、第54回機械工業デザイン賞IDEAにおいて栄誉ある「日本デザイン振興会賞」を受賞しました。これにより、同社は1971年の第1回受賞以来、5点目となる受賞を果たしました。
受賞商品「QUICK VISION Pro」について
QUICK VISION Proシリーズは、新しい機能の開発を通じて、ハイスループットの画像測定を実現しています。特に注目すべきは、ステージの静止時間を大幅に短縮するために導入された「ストロボスナップ機能」と、ノンストップでの連続測定を可能にする「ストリーム機能」です。これらの機能により、従来機と比べて測定時間が約40%も短縮される成果を上げています。
また、「TAF機能」と呼ばれるZ軸の自動追従機能も搭載されており、非常に多様な測定ニーズにも柔軟に対応できる設計がなされています。さらに、接触プローブやマルチセンサの追加も可能で、ユーザーのニーズに応じたカスタマイズが可能です。
IDEAデザイン賞について
IDEAデザイン賞は、日刊工業新聞社が主催し、経済産業省の後援を受けて1970年から続く日本の工業製品デザインを奨励するための賞です。毎年開催され、2024年には54回目を迎えます。この賞は、時代を反映したエポックメイキングな製品や独自性の高い製品を多く表彰しており、関連業界からの注目も集めています。
QUICK VISION Proの受賞は、ミツトヨの技術革新とデザインへのこだわりを証明するもので、今後の製品展開にも大いに期待が寄せられています。特に、製造業や精密機器業界において、自社の製品の品質管理や開発においてさらに進化した技術が求められる中、このCNC画像測定機はそのニーズに応える強力なパートナーとなることでしょう。
まとめ
QUICK VISION Proの受賞は、ミツトヨにとっての新たなステップであり、同社が今後も技術革命を推進しつつ、世界の市場で存在感を示し続けることを期待させます。技術革新とデザインの融合がもたらす新しい可能性に注目していきたいところです。