藤枝市役所がデバイス管理ツール「mobiconnect」を導入
静岡県藤枝市役所は、インヴェンティット株式会社のデバイス管理ツール「mobiconnect」を導入し、業務効率化と市民サービスの向上を目指しています。この取り組みは、デジタル田園都市国家構想交付金を活用した地域デジタル化の一環として位置づけられています。
デジタル化の背景と目的
新型コロナウイルスの影響で、リモートワークなどの働き方が普及する中、民間企業におけるデジタル変革が進む一方で、自治体の多くは依然として紙を使った事務処理が中心で、ITインフラの整備が遅れているのが実情です。この状況に対応するため、政府が導入したデジタル田園都市国家構想交付金を基に、各地でのデジタル化が進められています。
藤枝市役所は、この交付金を活用して、介護福祉課での介護認定審査会をはじめとする業務のペーパーレス化に取り組んでいます。これにより、紙資源の削減や、業務の効率化が図られています。
具体的な成果
介護認定審査課では、年間約6万枚もの紙使用を削減することができました。この過程で、月に最大19回行われる審査会において、30名分の資料を紙で用意するという負担が大幅に軽減され、業務スケジュールもスムーズになったとのことです。紙資料の削減は環境への配慮だけでなく、業務の効率を高め、市民へのサービス向上にも直結します。
また、「mobiconnect」の導入により、iPadを利用した資料のクラウド管理が可能となり、大幅な業務改善が実現。情報セキュリティの強化も図られ、配布されたiPadの管理が一元化されることで、紛失リスクへの対応も強化されました。
今後の展望
藤枝市役所は、介護認定審査の成功事例を基に、さらなるデジタル化を進める方針です。特に、他の福祉関連部門にも「mobiconnect」の利点を展開し、地域全体の地方創生を図ることを目指しています。デジタル技術の導入による行政サービスの質向上は、地域の活性化にもつながることが期待されています。
インヴェンティットの役割
インヴェンティット株式会社は、藤枝市役所のデバイス管理におけるセキュリティ強化やデジタル化を支援することに注力しています。同社の提供する「mobiconnect」は、その管理コストを抑えつつ、現場のニーズに応じた機能を実現することが特徴です。
藤枝市役所のデジタル化の取り組みは、地域におけるデジタル技術の利活用の好例と言えます。この動きが、他の自治体でも広がることが期待されています。デジタルの力で、より良い市民サービスを実現し、地域社会を豊かにしていくことが必要です。
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インヴェンティットは、これからも地域に密着した支援を行いながら、さまざまなセクターでのデジタル化を推進していく所存です。