AGENCIAが360°画像でギネス世界記録に認定
2025年11月4日、愛知県名古屋市を拠点とする株式会社AGENCIAが、同社が提供するSaaSプラットフォーム「360°Car®」が「世界最大のオンライン360°車両ビューアルバム」としてギネス世界記録™に認定されたことを発表しました。この記録は、7,096,049台に及ぶ車両画像のデータベースによるもので、AGENCIAは自動車流通業界のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する立場を更に強化しています。
360°Car®が導入する新基準
自動車流通市場では、特に中古車の取引において、車両情報の透明性や効率性が求められています。AGENCIAはその解決策として、独自の360°イメージング技術を開発。つまり、数秒で撮影した車両画像を高品質かつ標準化された状態で提供し、ユーザーの信頼を高めることを目指しています。例えば、自動車データは、リクルートカーセンサーやホンダ、スズキ、日産といった大手企業を含む4,000社以上に導入され、累計で2,369万台以上のデータを処理しています。この結果、問い合わせ件数が1.8倍、掲載効率が2.5倍に向上したとのことです。
質の高いデータで信頼構築
AGENCIAが築いたこのビジネスモデルは、自動車業界に新たな基準を提供しています。7,096,049台の360°車両画像データは、自動車流通の可視化の新しいスタンダードとなり、国内外の主要なプラットフォームでの標準フォーマットにも影響を与えています。また、360°画像は単なる販売用にとどまらず、遠隔査定や保険の評価、そして整備履歴の管理等、多岐にわたる分野でのDXを可能にしています。
データ駆動型の信頼性と成長性
ギネス世界記録の認定が意味するのは、AGENCIAのデータ駆動モデルが国際的に信頼のあるものであることです。膨大なデータを基にした独自のAIは、他社による模倣を困難にし、検査や撮影、販売などの各工程を自動化することが可能です。特に、瑕疵自動検出やコーションプレートの認識技術など、車両に関する情報を正確に捉えることができ、業務の効率化に大いに寄与しています。
次世代戦略とグローバル展開
AGENCIAは、ギネス記録認定を新たなスタート地点として、自動車業界のDXを国際的に促進する姿勢を強化します。“現場で使えるAI”の実現に向けて投資を継続し、海外の自動車プラットフォームとの提携も進めることで、グローバル市場への展開を本格化させているのです。これにより、日本での成功モデルを基盤に、多言語に対応し、国際API連携を進め、信頼できる自動車取引の世界標準を構築しています。
CEOのビジョン
AGENCIAの代表取締役CEO、ジャン・ピエール氏は、「ギネス世界記録の認定は当社の全てのステークホルダーの努力の成果であり、技術革新とグローバル成長への新たな章の始まりを意味しています」と語ります。また、将来的には、業界全体において「透明」「公正」「効率的」な自動車取引の実現を目指して、引き続きAIとデータを駆使して、モビリティ社会の向上に貢献していく意向を示しました。
まとめ
AGENCIAの360°Car®は、自動車業界におけるデジタルトランスフォーメーションの重要な要素として、引き続き進化しながら業界をリードしていくことでしょう。自動車の取引や販売方法に革命をもたらすこのプラットフォームがどのように成長していくのか、今後の展開が期待されます。