FLYING FLEAの新たな挑戦、MOTOTOTEMの誕生
FLYING FLEAは、アーティストのMattia Biagi氏の手により、グローバルデビューを果たす新たなアートモーターサイクル「MOTOTOTEM」を発表しました。2025年にミラノで開催されるSalone del Mobileでの資料発表を皮切りに、この作品は世界各地で展示される予定です。
アートとテクノロジーの融合
MOTOTOTEMは、FLYING FLEAのFF.C6モデルをベースに、自然素材を巧みに使用した独創的なカスタムバイクです。鍛造アルミフレームやガーダーフォーク、マグネシウム製バッテリーケースなど、高度なテクノロジーと美術が絶妙に融合しています。テーマは「持続可能性」と「革新性」ですが、名だたるアーティストの手によることで、単なるモーターサイクルの枠を超えた一つのアート作品としての存在価値を持つものとなっています。
素材へのこだわり
MOTOTOTEMでは、トラバーチンや粘土、ブロンズ、レザー、吹きガラスなど、多様な素材が使用されています。これらの素材は、FLYING FLEAをキャンバスとして活かされ、デザインの美しさを引き立てています。特に注目すべきは、手吹きガラスで施された彫刻的なLEDヘッドライトとテールライトで、これにより強さと優美さが同時に表現されています。
時代を超えたデザイン
MOTOTOTEMのデザインには、1940年代のバイクへのオマージュが込められています。オリジナルのハンドルグリップは、アーティストの手によってブロンズ製の特徴的なものに置き換えられ、FF.C6の触覚的要素を強化しています。また、トラバーチンのタンクは、パラシュートの形を模しており、軽快さと俊敏性を表現しています。これに加え、泥除けには透明樹脂で鋳造された葉が施され、新しい生命や成長の象徴としての役割を果たしています。
増殖する自然の美
FLYING FLEAの要素として、自然とのつながりが強調されています。リア部分のウォールナットシートや、ガーダーフォークにはスクランブラーのフォークガードを彷彿とさせる粘土パーツが取り入れられ、自然な美しさを強調しています。このようなデザインは、生命の美しさや感情を巧みに視覚で表現することに成功しています。
未来への一歩
MOTOTOTEMの公開は、FLYING FLEAが新たな電動バイクカテゴリーの開拓を目指す一環です。ロイヤルエンフィールドのエレクトリックモーターサイクルCGO、マリオ・アルヴィジ氏は「MOTOTOTEMはFLYING FLEAの精神を予想外かつ本能的に体現しています」と述べ、その美しさを通じて新たな表現を示しています。
FLYING FLEAは、アート、デザイン、テクノロジーが交わる場所で独自の進化を遂げており、MOTOTOTEMはその象徴です。Salone del Mobileでの発表は、その旅の始まりに過ぎません。今後様々なイベントでその魅力を披露予定のMOTOTOTEMに、ぜひご注目ください。
関連する最新情報は、FLYING FLEAの公式サイト(
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