日蓮主義への新たな視点
立正大学の仏教学部、戸田教敞助教が著書『「日蓮主義」という問い ―田中智学と石橋湛山をめぐって―』を法藏館から出版しました。この本は、近代日本の思想を探求する試みの一環であり、特に日蓮主義について深く掘り下げています。
本書の概要
この書籍では、日蓮主義を研究した中心的な人物である田中智学と、通常はあまり詳しく語られない石橋湛山(第55代内閣総理大臣でもあり、立正大学第16代学長でもある)の思想を基にしています。著者は二名の人物の視点を通じて、広義の「日蓮主義」の本質を探求し、その輪郭をつかむことを目指しています。
田中智学は日蓮主義者として広く知られていますが、石橋湛山は自由主義者としての側面を持ち、宗教的な背景を超えた思想を展開しました。この二人の思想の交差点に注目することで、従来の理解を超えた深い内容が見えてきます。お互いに対極的に語られることが多い両者ですが、彼らが共通して抱く「日蓮」という宗祖への意識が、彼らの思想の根底でどのように絡み合っているのかが本書の魅力となっています。
著者の思い
toda助教は、「日蓮主義」というテーマを通じて、宗教を超えた広範な思想の理解を促進し、読者に新しい視座を与えたいと語ります。本書を通じて、皆さんにも日蓮主義の多様性や深遠さに触れていただけることを願っています。読者が本書を通じて新たな視点や理解を得られれば、著者にとってこれ以上の喜びはないでしょう。
出版の背景
本書の刊行には、立正大学が運営する「石橋湛山記念基金出版助成費」が用いられています。これは、学術研究の振興を支援するために設立された助成基金であり、戸田助教の研究を支える大きな役割を果たしています。
書籍情報
- - 書名: 『「日蓮主義」という問い ―田中智学と石橋湛山をめぐって―』
- - 著者: 戸田 教敞(立正大学 仏教学部 助教)
- - 出版社: 法藏館
- - 刊行日: 2026年3月31日
- - 定価: 書籍取扱い店舗・出版社Webサイト等に準拠
- - ISBN: 9784831855763
近代日本の思想における日蓮主義の位置づけを再考する本書は、学術的な研究に関心がある読者だけでなく、一般の方々にも興味深い内容が盛り込まれています。日蓮主義の新たな視点を提供してくれる本書が、どのような反響を呼ぶのか注目されます。