iMU株式会社の歩行解析計が「ME-BYO BRAND」に認定
iMU株式会社(本社:東京都中央区)が、膝の負荷を把握できる「歩行解析計 iMU One」が神奈川県の未病改善の取り組みである「ME-BYO BRAND」に認定されたことを発表しました。この認定は、健康と病気の中間に位置する「未病」の改善を目的としたもので、優れた商品やサービスに与えられます。
ME-BYO BRANDの意義
「ME-BYO BRAND」は、2015年に設立され、神奈川県が推進している健康と病気の境界線に着目した取り組みの一部です。この認定制度は、科学的根拠に裏付けられた商品やサービスを対象にしており、生活習慣の改善や健康維持に寄与する多様な分野からの選択が行われます。食品やアプリ、健康機器などが対象となる中、iMUの「歩行解析計」はその一翼を担うことになりました。
歩行解析計 iMU Oneについて
「歩行解析計 iMU One」は、膝関節にかかる負荷を示す膝内反モーメント(KAM)を、わずか5メートル歩行するだけでわずか5分ほどで測定できるデバイスです。KAMは、変形性膝関節症に関する重要な指標であり、病気のリスク予測や治療効果の判断に役立つとされています。
従来のKAM測定は高額な装置や広いスペースが必要で、臨床現場での導入が課題でしたが、この製品は専用アプリと加速度センサーを使って容易に計測できるのが特長です。これにより、診療における判断の支援やリハビリの効果をスピーディに確認できるようになります。さらに、歩行速度や立脚時間などの多角的なデータも記録でき、歩行解析の幅が広がります。本製品は一般医療機器としても認可されており、診療報酬も適用可能です。
製品についての詳細は、公式ページ(
iMU One)でご確認ください。
社長のコメント
今回の認定を受けて、iMUの代表取締役名倉武雄氏は「歩行解析計がME-BYO BRANDに認定されたことを大変光栄に思います。この製品は、KAMを迅速に計測することで変形性膝関節症の発症や膝の痛みの進行を防ぐことを目指して開発されました。今後も、高齢の方々が自分の足で元気に歩ける社会の実現に向けて邁進していきます」と述べています。
iMU株式会社について
iMUは慶應義塾大学医学部発のヘルスケアスタートアップとして、膝にかかる負担を可視化するデバイスの研究開発に取り組んでおり、変形性膝関節症の進行リスクを予測し、日常生活における健康維持のサポートを目指しています。また、同社の本社は東京都中央区に位置し、2020年に設立されました。詳細については、
こちらをご覧ください。