次世代太陽電池特許
2025-09-01 09:45:07

株式会社Seasideが次世代太陽電池の特許を出願。革新的な設置方法への期待が膨らむ

株式会社Seasideが次世代太陽電池の設置法を特許出願



千葉県鋸南町を拠点とする株式会社Seasideが、次世代の太陽電池に関連する革新的な設置方法の特許を出願しました。特許番号は<特願2025-077035>および<特願2025-077036>で、ペロブスカイト太陽電池およびカルコパイライト太陽電池に対応した新しい発電体シートの固定方法が含まれています。これにより、従来の設置法によって生じる作業の妨げを解消することが期待されています。

新たなアプローチ



この特許は、農業とエネルギー事業の融合を目指しており、ビニールハウスやタープ型の構造で効率的に発電ができる「エレビ」と「エレタ」に対応しています。特に、「エレタ」は屋外の様々な場面に応じて設置が可能で、営農型太陽光の未来を見据えた革命的な技術です。

営農型太陽光は、太陽光パネルの架台が農作業の足かせとなり、収穫量を80%以上に確保しなければならないという課題があり、これまでの施策が期待通りには進んでいませんでした。この新しい設置法によって脚を必要としないため、作業の利便性が大いに向上し、収量の確保が見込まれています。これにより、営農型太陽光の普及が促進され、農業の生産性が向上するでしょう。

次世代太陽電池とは



次世代太陽電池として注目を集めるカルコパイライト太陽電池やペロブスカイト太陽電池は、それぞれ異なる特性を持っています。カルコパイライト太陽電池は、非常に薄い膜でも十分に光を吸収でき、軽量かつフレキシブルなスペックが魅力です。一方、ペロブスカイト太陽電池は、低コストで製造可能で、薄く折り曲げて多様な形状に対応できる能力があります。両者共に発電効率が向上しており、これからのエネルギー市場での役割が期待されています。

エネルギー政策の変化



2021年に閣議決定された「エネルギー基本計画」では、2030年度の再生可能エネルギー目標が36~38%に引き上げられ、太陽光発電の比率も大幅に増加する見込みです。このような政策の背景には、持続可能な発展への取り組みがあり、太陽光発電の重要性が今後も高まることを示唆しています。

今後の展望



株式会社Seasideは、次世代太陽電池の量産化に向けてさらなる研究開発を進めており、導入希望者や共同開発希望者との連携が期待されています。特に、営農における太陽光利用の新たな可能性を模索する企業や自治体にとって、この技術の導入は大きな利益をもたらすでしょう。

同社の社会課題解決型事業は、国内のエビ陸上養殖事業をはじめとして、エネルギー事業にも力を入れており、これからの日本の農業とエネルギーの未来に貢献する姿勢を貫いています。技術の実用化が進むことで、エネルギー市場はもちろん、農業分野にも革新をもたらすことができるでしょう。

今後も恒久的に高性能なエネルギーソリューションを提供し、持続可能な社会の形成に寄与する企業としての活動に注目が集まります。


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会社情報

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