記憶の深淵を探るアート展『MEMENTO』
2023年6月、渋谷のTIERS GALLERYにて「MEMENTO」というタイトルのアート展が開催されました。この展覧会では、医学生とデザイナー3名が参加し、各々のバックグラウンドを反映させた作品を披露しました。タイトルの「MEMENTO」はラテン語で「形見」と「忘れるな」という意味を持ち、記憶の複雑な本質を探求する試みでもあります。
展覧会の概要
会期は2023年6月3日から6月4日まで、両日ともに11:00から20:00まで開かれました。レセプションは前日の6月2日に行われ、参加者は多様な視点からのアート体験ができたことでしょう。入場料は無料とされ、誰もが気軽に立ち寄れる形でした。
会場は東京都渋谷区のTIERS GALLERY。ここで展示された作品は、立体作品、平面作品、映像作品と多岐にわたり、観客はそれぞれのアーティストが記憶というテーマにどう取り組んだのかを目の当たりにしました。
アーティストたちの思い
Ryoto
グラフィックアーティストであるRyotoは、医学の勉強をしながらアートに精力的に取り組んでいます。「アートと医学の融合」を目指し、記憶の再解釈を探求する中で、医者としての視点から人間の本質を探るという新たな挑戦をしています。Ryoto
は、この展覧会が現在のアートシーンに新しい波を起こす可能性があると考えています。
Yuuki Matsuura
Yuuki Matsuuraは、記憶の中の個人的な体験を作品に昇華させることに注力しました。彼の作品は、自己の記憶を選び抜き、それをどのように描くかという新たな実験でもあります。この展覧会を通じて、彼は多くの人々と新たな解釈を共感できることを楽しみにしています。
ISONUMA
ISONUMAは、過去の記憶と現在の自分とのつながりをテーマにした作品を制作。彼はメメント(記念品)を通じて、記憶を形にする試みを行い、観覧者に新しい体験を提供することを目指しました。
アーティストプロフィール
Ryoto
2000年生まれ。筑波大学医学部に在籍しながら、アートセラピーやファッションデザインなどの活動を行っています。Instagram:
@ryoto_tekitou
Yuuki Matsuura
1999年生まれ、中央大学文学部を卒業。ファッションブランドへのデザイン提供を行い、さまざまなグラフィック作品を手掛けています。Instagram:
@yuukimatsuura_
ISONUMA
人間という存在で、アレルギー体質を持つ食の愛好者。Instagram:
@kohrong_clm
このように、多様なアプローチの中で展開された『MEMENTO』は、ただの展示以上に、観客の記憶をも刺激する貴重な機会であり、本展から新たに生まれる価値観や解釈に期待が寄せられます。