地域創生を目指すサーキュラーエコノミーシンポジウム
2024年12月20日(金)、名古屋市において「サーキュラーエコノミーによる地方創生シンポジウムin愛知」が開催される。経済産業省の主催により、様々な分野で活躍する専門家や実務者が一堂に会し、地方の活性化を図ることを目的としている。このイベントは、サーキュラーエコノミーの理解を深めつつ、産官学の連携を促進することを目指している。
株式会社新東通信の「CIRCULAR DESIGN STUDIO.」のスタジオ長である山下史哲氏がファシリテーターを務め、地域のサステナビリティを推進する知見や経験を参加者に提供する。これまで、白馬村や蒲郡市などでのサーキュラーエコノミー推進に成功し、多様な地域での事例を交えた議論を行うことで、参加者全員が実践的な知識を得ることを目指す。
開催概要
- - 日時: 2024年12月20日(金)13:00〜16:30(予定)
- - 参加費: 無料
- - 場所: ミッドランドホール(名古屋市中村区名駅4-7-11 ミッドランドスクエア 5F)
- - 申込方法: 専用申込ページから必要事項を入力して申し込む。
シンポジウムのプログラムは非常に充実しており、行政、学術界、企業からの提案や実践事例が披露される。例えば、経済産業省の田中将吾課長による「サーキュラーエコノミー実現に向けた産官学連携」や、蒲郡市長の鈴木寿明氏が語る「蒲郡市が目指すサーキュラーシティ」など、具体的な取り組みが紹介される。他にも、名古屋大学の松田亮太郎教授やトヨタ自動車の永井隆之室長といった著名な登壇者が、最前線の知見を展示する予定だ。
このイベントは、参加者同士のネットワーキングの場も設けられており、情報交換や施策のアイデアが生まれるチャンスとなるだろう。また、今後、福岡(2025年1月17日)や広島(2025年2月3日)でも同様のイベントが予定されており、地域間での知識や経験の共有が進められる。
CIRCULAR DESIGN STUDIO.の活動
「CIRCULAR DESIGN STUDIO.」は、「サーキュラーエコノミーで世界をあかるく、たのしく変える。」をスローガンに、社会課題の解決を目指すプロジェクトチームである。山下氏は、スタートアップから大企業まで、サーキュラーエコノミー関連のビジネス創出のコンサルティングや、教育プログラムの実施を行っている。一方、同社の代表取締役である谷鉃也氏は、地域創生を促進する様々なプロジェクトに関与しており、SDGsに基づいた社会的活動を推進する総合広告会社としての地位を確立している。
これまでの成功事例をもとに、愛知でのシンポジウムが新たな価値創造のきっかけとなることが期待されている。サーキュラーエコノミーの理念が浸透し、地域社会全体の活性化に繋がることを願うばかりだ。