ダイケン、高所作業の安全を守る!新型墜落防止装置が業界の注目を集める
2024年11月20日から22日にかけて東京ビッグサイトで開催された「ビルメンヒューマンフェア&クリーンEXPO2024」。その会場で、建築金物からエクステリアまで幅広い製品を手掛ける株式会社ダイケン(東証スタンダード:5900、本社:大阪市淀川区)が、新たな安全対策技術として開発した墜落防止装置が大きな注目を集めました。
高所作業の安全と効率性を両立
ダイケンが展示したのは「セフティーレールシステム メンテナンスレール」。この製品は、ビルメンテナンスにおける高所作業、特に足場やゴンドラが設置しにくい現場での作業者の安全確保を目的として開発されました。窓ガラス清掃や外壁清掃、外壁調査など、様々な高所作業での墜落事故を防ぐための画期的なシステムです。
同社の強みである「ハンガーレール」の技術を応用したこの装置は、作業者の安全帯を確実に保持することで、安心して作業に集中できる環境を提供します。GINZA SIXなど、既に国内の主要都市にある商業施設への導入実績もあり、その高い安全性と実用性が証明されています。
ハンガーレールの技術を応用した革新的な安全システム
ダイケンは、工場や倉庫の出入口などに用いられる大型扉の移動システム「ハンガーレール」でトップメーカーとしての地位を確立しています。長年培ってきたこの技術を活かし、ビルメンテナンスの現場における課題解決に挑んだ結果が、この「セフティーレールシステム メンテナンスレール」なのです。
同社は、この製品を通じて、ビルメンテナンス業界における作業効率の向上と、作業者の安全確保に大きく貢献できると考えています。
多様なニーズに対応する2つのモデル
展示会では、主に2種類のモデルが紹介されました。
MRA型: ビル清掃(窓ガラス清掃・外壁清掃など)、外壁調査など、足場のない高所作業に最適です。
MRB型: 高所にある点検通路(キャットウォーク)やトラックの荷台上作業など、幅広い用途に対応可能です。ビルだけでなく、物流倉庫などへの設置も可能です。
これらのモデルは、それぞれ異なる作業環境やニーズに合わせて設計されており、より安全で効率的な高所作業の実現に貢献します。
ダイケンの取り組み:安全と省力化への貢献
ダイケンは、創業以来、日本の住環境を支える数多くの製品を生み出してきました。近年は、省人化・省力化に繋がる製品開発にも力を入れており、この「セフティーレールシステム メンテナンスレール」もその一環として開発されました。
今後も、技術革新を通じて、人々の暮らしをより安全で快適にする製品を提供し続けることを目指しています。
まとめ:高い安全性と信頼性で業界をリード
ダイケンの「セフティーレールシステム メンテナンスレール」は、高所作業における安全性の向上に大きく貢献する画期的な製品です。その高い安全性と信頼性、そして実用性は、多くの企業から高い評価を得ています。今後も、ダイケンは、安全で効率的な作業環境の構築に貢献し、業界をリードしていく存在となるでしょう。