SDGsの未来を旅でつなぐ
株式会社グリーンズが運営するコンフォートホテルは、持続可能な開発目標(SDGs)の達成を目指し、寄付活動を行っています。この度、子会社のチョイスホテルズジャパンを通じて、環境、教育、雇用の3つの分野で活躍する団体に、合計2,013万円の寄付を行いました。
旅と社会貢献の狭間
「旅で世界とまちを元気に。」というスローガンのもと、グリーンズは2016年度から「Choice Guest Club™」という公式Web会員制度を設立し、宿泊するだけで支援活動に自然と参加できる仕組みを導入しました。これにより、もう9回目となる寄付活動を経て、累計の寄付額は9,924万円に達しました。
会員数も年々増加しており、この増加が寄付金への支援の大きな要因となっています。宿泊するたびに社会貢献に参加し、旅行が身近な支援活動につながるという新しいスタイルが、多くの人々に支持されています。
寄付先団体の活動内容
今回の寄付先は、以下の3団体です。
1.
認定NPO法人JUON(樹恩)NETWORK
環境保全活動を中心に、都市と農山漁村のネットワークを構築。寄付金は森林整備や自然体験イベントに使われ、都市部の人々に森林の大切さを教える活動に寄与。
2.
認定NPO法人カタリバ
教育格差の是正に取り組む団体。困難な状況にある子どもたちに支援を行い、寄付金はオンライン学習支援や居場所づくりに活用。
3.
One Planet Café Zambia
ザンビアの地域コミュニティ支援団体で、廃棄バナナの茎を再利用したバナナペーパーの製造を通じて雇用を創出。
それぞれの団体が住む地域や影響を受ける人々のために、具体的な活動を展開しています。
子どもたちと大人をつなぐ教育活動
Choice Guest Club™では、会員を対象にSDGsを学ぶ体験型イベントを企画しています。2025年1月には、「SDGs × バナナペーパーで地球にやさしいアートを作ろう!」というイベントを開催。参加者からは「地域の問題を身近に感じた」との感想が寄せられました。また、森林保全を学ぶイベント「森林の楽校」では、自然の重要性を深く理解する機会が提供されています。
このような体験を通じて、宿泊がそのまま社会貢献につながることを実感できるのが、Choice Guest Club™の魅力です。
目指すは持続可能な社会
株式会社グリーンズの代表取締役社長、村木雄哉氏は「旅を通じた循環サイクル」に注力し、より多くの人々が持続可能な社会づくりに参加できるような仕組みを整えていくと語っています。今後も社会貢献の意義を深めながら、その活動を広げていくことでしょう。
この取り組みはただの宿泊サービスにとどまらず、人々の心に残る旅の体験を生み出す取り組みなのです。私たちも、旅を通じて、より良い未来を共に作り上げていくことが求められています。これからの旅の価値が、どのように変化していくのか、目が離せません。