陶器で育てる大豆の未来、食糧問題への挑戦を支援するキット

聖新陶芸が新たに発表した「育てる世界大豆栽培キット」

2025年3月3日、愛知県瀬戸市の聖新陶芸株式会社から、教育型栽培キット「育てる世界大豆栽培キット」が登場します。この製品は、陶器製の地球を用いたユニークなもので、植物を育てることを通じて世界の食糧問題について考えるきっかけを提供します。全ての栽培用品がセットになっているため、すぐに始めることができます。

この地球型の器は、瀬戸焼の職人たちの精巧な手技により生み出されており、釉薬を施していないため、自由に色を塗ったりイラストを描いたりすることが可能です。さらに、育て方や栄養価、大豆の利用方法などが記載されたハンドブックも同梱されています。これは、小学生のみならず、親子で楽しく学べる内容になっています。

大豆の可能性を知るハンドブックの重要性

同梱されているハンドブックでは、大豆がもたらす栄養や効果、さらには世界的な飢餓問題に対する解決策としての役割が解説されています。このハンドブックを通じて、子どもたちに大豆の調理法やその利点を伝えるとともに、食の重要性を理解させることが狙いです。

瀬戸工科高校とのコラボレーションによる新商品

この栽培キットの開発は、瀬戸工科高校との密接な連携によって実現しました。2024年春から、高校生との授業で栽培キットのアイデアを討議し、聖新陶芸の経験と知識を融合することで、形になったのがこの「育てる世界大豆栽培キット」です。スムーズな量産を目指して、様々な植物や素材についての議論が重ねられました。

地球作りの挑戦と職人技の結集

製品化にあたり、シンプルな見た目の地球を製作する中で直面した大きな課題は、地球の天面にある大穴のデザインでした。この穴のおかげで、世界観を損なわずに地図を配置できるよう工夫が求められました。大陸の配置や形、面積についても細心の注意を払い、職人たちによる力強い支援を受けながら、ようやく見栄えの良い製品に仕上がりました。

個性豊かな地球を子どもたちに

栽培キットが完成した後、子どもたちにその地球を見せ、実際に自分の好きな模様を描けるワークショップも行われました。個性豊かな地球が子どもたちによって生まれ、楽しくも学びの多い時間が持たれました。

商品詳細と購入情報

「育てる世界大豆栽培キット」は、サイズがW16×D16.5×H16.5cmで、内容物には地球型鉢や培養土、種子、ハンドブックが含まれます。価格は4180円（税込）で、全国の販売店や専門店、公式オンラインショップでの購入が可能です。

商品名：育てる世界大豆栽培キット

価格：4180円（税込）

販売日：2025年3月3日

URL：聖新陶芸公式オンラインショップ

会社概要

聖新陶芸株式会社は1960年に創業し、今や数少ない栽培キットメーカーとして活動しています。栽培キットを通じて「植物を育てる」と同時に「心も育む」という理念の下、持続可能な未来を見据えた商品開発を続けています。公式ウェブサイトでは、さまざまな栽培キットが紹介されており、興味のある方はぜひ訪れてみてください。