労働法の知識を実務に活かそう!
一般社団法人人事労務マイスター協会が、2026年1月より「労働法」講座を追加した「人事労務マイスター検定」を開講します。本講座では、労働法を学ぶ初心者から、実務での判断力を求める人事担当者・マネジメント層を対象に、実務で使える法律知識を体系的に学び、試験を通じてその知識を証明することを目指しています。
背景
労働法の知識は、コンプライアンスやリスク対策だけでなく、「安心して働ける環境を設計する力」や「複雑な問題を判断する力」に直結しています。しかし、多くの組織ではトラブル発生後に事後的に調べて対処することが主流です。このような運用では、日々の対応に追われる人事担当者が成長する機会を逃してしまいます。さらに、キャリア形成にも支障をきたすことがあるのです。
新しい「労働法」検定では、知識とともに「実務での使い方」を重視し、判断力を兼ね備えた実務者を育成することを主眼としています。
検定の特徴
本講座は、受講と試験が一体化した認定試験形式を採用しています。オンラインの動画講座に小テストや認定試験が組み合わさっており、理解度と実践力の双方をきちんと確認できるのが特徴です。
講座は主に2つのコースに分かれ、自身の学習目的に合わせて選択できます。
1. 基礎プログラム(30,000円)
このプログラムでは、採用や労働契約、労働時間、賃金など人事実務の基本領域をカバーします。動画講座は各章ごとに1〜2時間の内容で、1週間で動画視聴と小テストを進めるスケジュールです。さらには、認定試験を受験するためには講座のすべてを修了することが条件です。
2. リスクマネジメントプログラム(35,000円)
このプログラムは管理職や実務者向けで、紛争やトラブル対応に焦点を当てています。具体的には、懲戒処分やハラスメント、安全衛生、メンタルヘルスなど多岐にわたる内容が含まれています。2026年4月からの募集予定で、統一の公式テキストを使用します。
誰におすすめ?
この講座は、初めて人事職に就く方や新任の担当者にぴったりです。法律に基づいた判断力を身に付けるため、日常の業務にも役立つことでしょう。また、現場対応を担当する人事の方々が「なぜそうなるのか」を法律的に理解することで、より説得力のある説明が可能になります。
開始時期と申し込み
申し込みは2025年9月25日から開始し、講座は2026年1月10日からスタートします。完全オンライン形式で、動画視聴を中心に学ぶことができるため、忙しい方にもおすすめです。さらに、事前エントリーをしてくださった方には、基礎コースで使用できる1,000円オフのクーポンコードをプレゼント!
公式サイトで詳細を確認
制作・監修者からのメッセージ
一般社団法人人事労務マイスター協会の代表理事、副島智子氏は、20年以上に及ぶ人事労務の経験を持ち、「体系的な学びの重要性」を力説しています。また、KKM法律事務所の倉重公太朗弁護士も、労働法に即した自社の課題解決のための施策の必要性を強調しています。
この新たな「労働法」講座を通じて、多くの人事担当者が実務力を高め、信頼されるプロフェッショナルとして活躍できることを期待しています。