知識を深める「SpringX 超学校」の新プログラムが始動

一般社団法人ナレッジキャピタルと株式会社KMOが共同で運営する「SpringX 超学校」が、新たに魅力的なプログラムを発表しました。このプログラムは、多様な専門家から「本物の知」を学び、対話することで参加者の学びを深めることを目指しています。今年度のプログラムの特徴は、「災害と向き合う―減災・防災を学ぶ―」というテーマです。

プログラムの概要と目的

「SpringX 超学校」は、2014年にスタートし、以来約590の講座を提供し、37万人を超える参加者を迎えてきました。幅広い年齢層の人々を対象に、科学、芸術、文化、ビジネスなどさまざまな分野の専門家による講義が行われています。本年度も、特別に無料で提供される全8回の講義が予定されており、参加者は自然災害についての正しい知識を得ることができます。

自然災害のメカニズムとの向き合い

近年、日本では地震、台風、豪雨、豪雪など、さまざまな自然災害が頻発しています。それらの災害は、私たちの日常生活や社会全体に影響を及ぼしており、その危機感はますます高まっています。このプログラムでは、まず災害のメカニズムを理解し、どのようにしてそれを予測し、対策を講じることができるのかを学んでいきます。

特に、京都大学防災研究所の専門家たちが講義を担当し、科学的根拠に基づいた具体的な対策や技術について解説します。また、過去の災害から得られた知見をもとに、新たな社会インフラの構築についても議論されます。

各回の講義内容

1. [第1回] スーパー台風の目に飛び込む!? では、航空機観測による未来の災害予測について名古屋大学の坪木教授が解説。
2. [第2回] 豪雨を制御する科学では、気候変動適応研究センターの山口教授が、自然と共存するための防災技術を紹介します。
3. [第3回] 南海トラフや首都圏直下地震について生田教授が防災医工学の重要性を伝えます。
4. [第4回] 迫りくる津波リスクについては、森教授が身を守る技術を説明。
5. [第5回] 鉄道が命を救う!!では梅津教授が災害医療の未来を考察します。
6. [第6回] 大地震を1時間前に把握するための技術については梅野教授が講演し、最新の地震予測技術を紹介。
7. [第7回] 古代の知恵から災害への対処策を、赤澤教授が歴史の視点で語ります。
8. [第8回] 地震大国・日本を知る教えてくれる深畑教授がプレートテクトニクスについて解説。

エビデンスに基づく「いのち」と「くらし」講座

また、2023年度より新たに大阪大学感染症総合教育研究拠点（CiDER）との共催で開始された「いのち」と「くらし」を豊かにする講座シリーズも展開されます。全6回のプログラムでは科学的根拠に基づき、パンデミック後の社会での暮らしを豊かにする術について、重要なトピックが取り上げられます。

このプログラムが進むにつれて、いかに災害に対して科学的知見をもって備えるかという意義が高まる中、SpringX 超学校は教育の可能性を広げ、防災と減災に向けての意識を社会全体で高める役割を果たしています。

参加方法

全ての講座はYouTube Liveで無料で視聴可能で、事前申し込みは不要となっています。参加者はリラックスした環境で、知識を深め、自分の暮らしや社会に役立つ情報を得ることができる貴重な機会です。

プログラム詳細や視聴URLはこちらから確認できます：SpringX 超学校公式サイト

今後も多彩な内容が予定されているため、興味がある方はぜひ参加してみてはいかがでしょうか。