コグニビジョン刷新
2023-02-09 10:00:01
ウルシステムズがコグニビジョンのシステム刷新を成功させた背景とは
ウルシステムズが手掛けた「コグニフォトベース」リニューアルの舞台裏
ウルシステムズ株式会社は、コグニビジョン株式会社の自動車事故修理情報共有サービス「コグニフォトベース」の全面リニューアルを支援した。これにより、業界のデファクトスタンダードである同サービスのより良い利用が可能となった。
コグニビジョン株式会社の概要
コグニビジョンは1974年に設立されたIT企業であり、自動車アフターマーケット特化のサービスを展開している。主力商品である「コグニセブン」は、事故車修理費の見積もりを行うシステムで、多くの損害保険会社の出資を受けている。2017年の社名変更以来、革新と新分野への進出を志向し、業界のニーズに応え続けている。
コグニフォトベースの実態と課題
「コグニフォトベース」は事故修理に関する情報を共有するための重要なプラットフォームで、損害保険会社と修理工場が事故に関するコミュニケーションを取るために使われている。長年にわたり、事故車の情報や修理見積もりを一元管理する役割を果たしてきたが、運用の長期化により内部構造が複雑化していた。このため、新機能の追加やスマートフォン対応が難しい状況に直面していた。
リニューアルの背景
コグニビジョンは、さらなるビジネス展開を見据え、コグニフォトベースの全面リニューアルを決定した。これにウルシステムズがプロジェクトを支援することになり、これまでの成功体験を踏まえた信頼関係が築かれていた。
プロジェクトのプロセス
このプロジェクトは2020年5月にスタートし、ウルシステムズが初期段階から関与。コグニビジョンの社員を中心としたチームを構成し、ウルシステムズの専門家がサポートする形でプロジェクトを進めた。製品リニューアル計画に基づき、要件定義、設計、実装までを円滑に進め、最終的には2022年11月に新システムがリリースされた。初期のトラブルもなく、現在は新しい機能の拡張に取り組んでいる。
コグニビジョンの成功を振り返る
コグニビジョンの取締役である細木道彦氏は、今回のプロジェクトを「過去最大級の刷新」と形容し、ウルシステムズの支援がなければ成功は難しかったと認めている。特に、ユーザーが5万を超える中、円滑な移行を実現したことは高度なマネジメントがあったからこそだ。
今後の展望
ウルシステムズは、今後もコグニビジョンとの連携を強化し、さらなるイノベーションの推進を支えていく意向を示している。これにより、業界全体における競争力向上やサービスの質の向上が期待される。
このプロジェクトは、ウルシステムズとコグニビジョン双方の強い意志と連携が生み出した成果であり、今後の自動車アフターマーケットにおいても重要な役割を果たすことが期待されている。
会社情報
- 会社名
-
ウルシステムズ株式会社
- 住所
- 東京都中央区晴海一丁目8番10号晴海アイランドトリトンスクエアオフィスタワーX棟14階
- 電話番号
-
03-6220-1400