愛媛県松前町とサイボウズの連携協定締結
2026年4月10日、愛媛県松前町はサイボウズ株式会社と連携協定を締結し、地域全体でのデジタルトランスフォーメーション(DX)を促進する共同実証実験「チームワークシティまさきプロジェクト」をスタートしました。このプロジェクトはおおよそ3年間続く予定で、町内の行政機関、団体、住民がkintoneを使用し、情報の共有やチームワークを発揮するモデルを構築していきます。
サイボウズと共同の背景
サイボウズは「チームワークあふれる社会を創る」というビジョンのもと、情報共有や対話を促すクラウドサービスの提供に力を入れてきました。しかし、真に効果的なチームワークを実現するためには、地域社会の文化や仕組みを整えることも重要であるとする理念から、新たに「チームワークあふれるまちづくり室」を設立しました。これにより、地域全体が一つのチームとして機能する「チームワークシティ」の実現を目指しています。
松前町では「生きる喜び あふれる まち まさき」を将来のビジョンに掲げ、人口減少や少子高齢化、そして防災対策や地域共生社会の構築など、多くの課題に直面しています。これらの課題意識と、「チームワークあふれるまち」の理念が合致したことから、松前町とサイボウズは今回の連携協定を締結し、共同で「チームワークシティまさきプロジェクト」に取り組む運びとなりました。
プロジェクトの具体的な内容
協力事項
このプロジェクトにおいては、松前町がkintone関連製品を活用した以下の実施事項に関与します:
- - 行政のデジタル化を推進
- - 地域に関連するチームワーク活動の支援
- - 地域住民の福祉および生活の利便性向上
サイボウズはkintone及びその関連製品の利用を許可し、運用支援を行います。
プロジェクトの期間
このプロジェクトは3年間にわたって実施されます。毎年度の成果に基づいて、続行の可否が判断されます。また、2026年の1月から3月までの間には、役場や地域団体を対象にしたパイロット試行が行われ、kintoneによる業務効率化の効果が確認されています。これにより、年間約1,000時間の工数削減や、2,500枚のペーパーレスを達成する見込みです。さらに、役場外でも保育所や地域のイベントでの業務効率化が進んでいます。
今後の目標
パイロット試行の結果、kintone活用の効果が確認されたため、今後は役場のデジタル化をさらに進め、地域の人々や組織への活用を広げていく方針です。最終的には、全住民がkintoneを利用し、自発的に地域課題を解決する「まちまるごとDX」の実現を目指しています。このプロジェクトは松前町にとって重要なイニシアチブであり、地域の未来を形作る鍵となるでしょう。
このような取り組みを通じて、愛媛県松前町は、地域一体となって課題解決に取り組むモデルとしての存在感を示すと同時に、地域の絆とチームワークの強化を図っていきます。