世界を救うアートの力「トリビュート21」新作プレートが登場!
国際チャリティープログラム「トリビュート21」は、ユネスコ本部との共同プロジェクトとして1996年にスタートしました。このプログラムは、戦争や自然災害で傷ついた子どもたちにアートを通じて未来の希望を提供しようとするものです。これまでに多くのアーティストが参加し、670枚以上のオリジナルデザインのプレートが制作・販売されています。
プログラムの目的と意義
「トリビュート21」の重要なポイントは、アートで得た売上の一部が世界遺産の保全活動や、各アーティストが指定する支援団体に寄付される点です。具体的には、価格の100円がユネスコ世界遺産センターを通じての支援に、もう100円がデザインを担当したアーティストの選ぶ団体へと寄付される仕組みです。このように、販売を通じて社会貢献につながる意義深いプログラムとなっています。
2025年の新作アーティストと作品
今年新たに登場した6名のアーティストは、芸人であり童話作家の西野亮廣さん、ミニチュア写真家の田中達也さん、総合芸術家のアリカワコウヘイ!さん、映像ディレクターの高瀬裕介さん、アーティストの石村嘉成さん、井上涼さんです。
西野亮廣さんのプレート
彼の作品「上を見上げるルビッチ」は、ドイツ国際平和村での医療支援活動をサポートします。これは、紛争地域に住む子どもたちの医療環境を整えることを目指しています。
田中達也さんのプレート
バウムクーヘンを虹に見立て、人々と動物が渡っていく瞬間を描いたこの作品は、世界の子どもたちの栄養改善事業への支援をテーマとしています。
アリカワコウヘイ!さんのプレート
去年の企画展で展示された「マシュー君のチョコレートスタンド」に基づくプレート。支援先はカカオの産地で児童労働を根絶しようとする活動へ寄付されます。
高瀬裕介さんのプレート
オリジナル作品『シバドッグ』を絵コンテ風にデザインしたこのプレートは、動物愛護団体への寄付に繋がります。
石村嘉成さんのプレート
熱帯生物を描いたこのアクリル画は、彼が手がける野生動物保全活動を支援します。
井上涼さんのプレート
「びじゅチューン!」で知られる井上さんのデザインは、漆芸の支援活動に関連しており、重要無形文化財の生産拠点を守る活動に寄与します。
展示情報と購入方法
今年の新作プレートは、フェリシモの公式サイトで購入することができる他、神戸ポートタワーにてレプリカの展示も行われています。この展示は6月17日から26日まで開催されており、入場は有料ですが、アートを通じた社会貢献の取り組みを直接感じられる貴重な機会です。
結び
「トリビュート21」はクリエイティビティを通じて未来をつくる素晴らしいプロジェクトです。アートを身近に感じながら、心温まる支援活動に参加してみてはいかがでしょうか?