インドと日本を結ぶビジネス交流イベント『JAPAN-INDIA INNOVATION BRIDGE』の成功報告
2025年10月14日、東京都千代田区にあるTokyo Innovation Baseで、インドのスタートアップと日本企業によるビジネス交流会「JAPAN-INDIA INNOVATION BRIDGE」が開催されました。本イベントは、行動で世の中を変えていくことを理念とする株式会社Doooxと、インドのアクセラレーターであるGHV(GreenHouse Ventures)の共催のもと行われ、多くの企業や投資家が参加しました。
イベントの背景と趣旨
この交流イベントは、日本とインドの強力なビジネス関係の構築を目的としています。特に、日本市場への参入を目指すインドの精鋭スタートアップ9社が集まり、それぞれの革新技術を日本のビジネスシーンに紹介しました。また、東京都のスタートアップ支援施策や、GHVの活動についても触れられ、インド企業にとっての日本進出の可能性が示されました。
プログラムの内容
東京都からのスタートアップ支援施策について
東京都からは、アジアにおけるグローバルなイノベーション創出に向けたビジョンとスタートアップ支援戦略が紹介されました。「Access to Tokyo」プログラムや、GX関連企業への補助金制度など、海外企業が日本に進出するための具体的な支援策が提案され、インド企業との連携強化に向けた期待が表明されました。
GHVの取り組み紹介
GHVの創業者Vikram Upadhyaya氏は、インドの革新技術と日本企業との協業の重要性について語りました。彼のビジョン「Bridging Indian innovation with Japanese enterprises to co-create scalable, impactful solutions」には、両国間でのビジネス連携の可能性を見据えた明確な意図が込められています。彼が言及した日本企業との成功事例は、さらなる協業の可能性を示唆しました。
インドスタートアップの熱いピッチセッション
本イベントのメインイベントは、インドのスタートアップ9社によるピッチセッションでした。ここでは、エネルギー管理、マーケティングAI、健康食品、AI自動車診断、会話AIなど多岐にわたる分野からの企業が登壇し、自社の革新技術を披露しました。
- - Probus Smart Things: AIを活用した電力管理ソリューションを紹介し、脱炭素化を推進。
- - Consumr.ai: マーケティングAIを通じて、顧客行動データを解析し、企業の効率を向上させる手法を提示。
- - FoodYoga: ヘルシーな食品を提供し、特に健康意識の高い層にアピール。
- - CaRPM: 車両診断AIを活用し、部品識別サービスを日本市場向けに展開。
- - CargoFL: 物流のデジタル化を推進するAIベースのクラウドソリューションを提案。
このように各社が個性的なビジョンを持っており、日本市場に適した提案を行いました。
ネットワーキングと今後の展望
イベント終了後には、ネットワーキングの時間が設けられ、参加者同士が活発に意見交換を行いました。このような交流を通じて、具体的な協業の可能性を探る姿が目立ちました。
Doooxの代表取締役、久保寺亮介氏は、「Do Lab India」を通じて、インド市場への参入支援や新たなビジネスチャンスの創出に力を入れていく方針です。今後も、インドの革新的スタートアップとの連携を通じて、日本企業の挑戦を支援し、日印ビジネスの発展に寄与していくことを約束しました。
このような取り組みを通じて、Doooxは日本企業のインド市場進出のための重要な「羅針盤」として、さらなるサービス拡充を目指していきます。