近年、少子高齢化や核家族化が進む日本では、お墓に対する価値観が多様化しています。このような背景において、自然との調和を重視した新しい埋葬スタイル「樹木葬」が注目されています。
小樽市に位置する曹洞宗の徳源寺が、この樹木葬を2025年7月1日(火)に新たに提供することが決まりました。徳源寺は、自然を敬い、故人に心安らぐ場所を提供することで、現代のニーズに応えたいと考えています。
樹木葬とは
樹木葬とは、従来のお墓とは異なり、墓石の代わりに樹木を用いる新しい埋葬方法です。故人のお骨はその樹木の根元や周囲に埋葬され、周りには季節ごとに美しい花が描かれます。この自然志向の埋葬方法は、故人が安らかに眠る空間を提供します。
実際に徳源寺では、樹木葬のために様々な樹木が用意されており、桜などの四季折々の花木が故人を見守る姿に安らぎを感じられるのです。
どうして今、樹木葬が選ばれるのか
現代では、少子高齢化が進んでおり、お墓の継承者がいないことで困っている方が増加しています。また、遠方に住む家族にとっては、墓地の管理が難しい現状があります。加えて、費用を抑えたい、自然豊かな場所で眠りたいという希望が多く寄せられています。樹木葬は、そうした現代のニーズに応える多くの魅力を持ち合わせています。
自然に還る、やすらぎの空間
樹木葬の魅力は、四季折々の自然を感じながら、故人を偲ぶことができる点にあります。周囲の自然に囲まれることで、穏やかな時間を過ごすことができます。また、合葬墓や個別用墓所、ペット用墓所など、希望に応じて選ぶことができるため、個々のニーズにも応えてくれます。
永代管理の安心感
樹木葬は、維持・管理を徳源寺が行なうため、お墓を継承する人がいなくても心配ありません。残されたご遠方の家族に負担をかけることなく、安心して納骨することができるのが大きな特徴です。
徳源寺の樹木葬
徳源寺で予定されている「樹木葬」は、お釈迦様をお祀りする本堂の裏手に位置します。季節に応じた北海道の花や、地域の特産である小樽の硝子や軟石など、こだわりの素材を使用しており、誰もが安心できる空間が提供されます。
お寺でマルシェ
2025年7月6日(日)には「お寺deマルシェ」が開催されます。新鮮な野菜や卵、パン、アクセサリー、雑貨など多彩なアイテムが販売されるだけでなく、ワークショップや落語会も楽しめます。
まとめ
樹木葬は、現代のさまざまなニーズに応える新しい埋葬のスタイルです。自然を重んじ、故人を偲ぶための特別な空間を提供する徳源寺の樹木葬に、ぜひ注目してみてください。