節約の達人・林望が語る極上の節約生活術
著書『節約の王道』から15年が経過した今、著述家であり書誌学者の林望先生が新たな節約の哲学を持って登場します。今回、2025年1月10日に発売される新著『節約を楽しむ―あえて今、現金主義の理由』では、彼がどのような節約生活を実践しているのか、その理由も交えて語られています。
あえて現金主義を貫く理由
林望先生は、キャッシュレス時代にあっても「キャッシュレスなんて、まっぴらだ」と言い切ります。こうした主張の背景には、過去の経験があるようです。近所のストアでカードデータのスキミング被害にあったことから、彼は「便利さ」より「安全」を重視するようになりました。彼の言葉を借りれば、「お金は大事。だからしっかり考えたい」という思いが根底にあるのです。
実践している具体的な節約術
現金を下ろす際のひとつのルール
林先生は、銀行からお金を下ろすときは「3万4千円」という金額を設定しています。この額には心理的な効果があると彼は説明しています。1万円札を簡単に崩せば、無駄遣いが加速するかもしれませんが、3万4千円という大きい単位で持つことで、心理的に無駄遣いを抑制できるのです。
年金受給のタイミング
年金の受給についても、林先生の考えは独特です。彼は「65歳から受け取るのが安全」と言い、実際に60歳時点で受給を開始し、15年間そのまま貯金しているそうです。先生の哲学には、政府を信用しないという方針が明確に現れています。
普段使う道具と食材
日々の生活においても、彼は自分に合った道具選びに妥協しません。特に筆記用具には、特定のブランドのものを長年愛用しており、その使いやすさがストレスフリーな生活を支えているのです。また、食材選びにもこだわりがあり、味噌やかつお節は絶対に欠かせない存在。日常の料理こそが、心豊かな生活を作り上げると信じています。
節約はお金だけのことではない
林望先生にとって節約生活は、単なる金銭的なやりくりではなく、人生をどう豊かにするかという観点で考えています。日本の経済状況や生活様式が変わってきたことから、今の時代に即した節約術が必要だという認識です。そして、林先生は自らの経験をもとに、この新著を通じてその知識を広めたいと考えています。
新たな節約のスタイルを学ぶ
この『節約を楽しむ』は、現金主義の真意や日々の生活に役立つ知恵が詰まった一冊です。節約をもっと身近に感じ、実際に役立ててみてはいかがでしょうか。
書籍情報
- - 著者: 林望
- - 定価: 924円(本体840円+税10%)
- - 発売日: 2025年1月10日(金曜日)
- - 出版社: 朝日新聞出版
この一冊を通じて、あなたも自分なりの「節約生活」を見つけるヒントが得られることでしょう。