国土交通省が技術者資格の公募を開始
2023年10月16日より、国土交通省は令和7年度の「公共工事に関する調査および設計等の品質確保に資する技術者資格」の登録申請および更新の受付を開始します。この取り組みは、国土交通省が掲げる公共工事の品質向上を目指す一環であり、社会資本のストックを適切に維持・管理するために不可欠なものです。
技術者資格制度の必要性
公共工事の点検や診断の質が非常に重要である中、これらの業務に携わる技術者の能力をしっかりと評価し、活用していくことが求められています。国土交通省では、平成26年度から一定水準の技術力を持つ民間資格を「国土交通省登録資格」として認定する制度を導入し、これまでに402の資格が登録されてきました。
最近の更新で、対象業務に「建設情報システム整備・管理」が新たに加えられたのが大きなポイントです。これにより、今後さらなる技術者のスキルアップが期待できるでしょう。
公募の詳細
今回の公募は12回目を迎え、令和2年度に登録された119の資格についても更新受付が行われます。申請された民間資格については、専門の有識者による「技術者資格制度小委員会」の審査を経て、登録が決定されます。この資格を持つ技術者は、点検や診断業務において重要な役割を果たし、評価の際にも加点がなされます。
国土交通省は、この資格制度を通じて公共事業の質向上を図るとともに、地方公共団体などでの資格の活用を広めていく方針です。
申請手続き概要
- - 申請期間: 令和7年10月16日(木)から11月18日(火)17:00必着
- - 申請方法: 詳細については国土交通省の公式ウェブサイトで確認してください。
(国土交通省HP:
国土交通省技術者資格公募)
この公募は、公共工事の品質を確保するために非常に重要な機会であり、技術者がそのスキルを証明するチャンスとも言えます。登録された技術者は、今後の公共事業において重要な役割を果たすことが期待されています。
国土交通省では、引き続き質の高い公共サービスの提供を目指し、技術者の育成に努めていくことでしょう。今後の動向にも注目です。