歌人・雪舟えまの新作『辺境恋愛詩』が刊行
2026年1月5日、歌人であり小説家でもある雪舟えまさんの最新作『辺境恋愛詩』が、日本印刷株式会社の出版レーベル「soyogo books」から全国の書店およびオンライン書店で発売されます。この作品は、SFと恋愛をテーマにした長編小説であり、2025年に出版された短編集『凍土二人行黒スープ付き[増補改訂版]』から物語が広がる形になっています。
あらすじ
『辺境恋愛詩』では、自身の家と対話することができる特異な能力を持つ「家読み」のシガと、逃亡中のクローン人間ナガノが主人公です。二人は愛し合いながら、シガの仕事に従事しつつ幸福な旅を続けていましたが、ある事件がきっかけで遥か彼方に逃避行を始めることになります。彼らが直面するのは、見知らぬ惑星の大陸での数々の冒険。「いったいどんな未来が待ち受けているのか?」という興奮が、読者を物語の世界に引き込みます。
SF要素と現実社会の交差点
本作の魅力の一つは、SF的要素をふんだんに取り入れつつ、効率性や生産性の重視に対する疑問を投げかける点です。旅をするシガとナガノの姿は、読み手に現代社会の問題に対する洞察を与え、私たち自身が日常生活の中で幸せを追求できるかどうかを考えさせられることでしょう。
美しさが際立つ装丁
『辺境恋愛詩』は、ただの物語ではなく、視覚的にも楽しめる作品です。美しい装丁は、ブックデザイナーの廣田萌さんが手がけ、アートワークには漫画家・小松万記さんのイラストが用いられています。この繊細かつ独創的なデザインは、デジタル時代においても「物としての本」の魅力をしっかりと表現しており、本として所有することの喜びを感じさせます。カバーには光沢のある紙が使用されており、触れるたびに感触すら楽しむことができます。
執筆バックグラウンド
『辺境恋愛詩』は、全8章からなり、soyogoで連載された後に一冊の書籍にまとまった作品です。歌人としても評価の高い雪舟えまさんが描く幻想的な物語には、各章ごとに短歌が添えられており、文学と短歌の相互作用によって物語が深まります。このようにして、小説に込められたメッセージが一層際立つようになっています。
書籍情報と購入方法
- - 書名: 『辺境恋愛詩』
- - 著者: 雪舟えま
- - 定価: 本体2,800円+税
- - 判型: 四六判
- - ページ数: 368頁
- - 装丁デザイン: 廣田萌
- - イラスト: 小松万記
- - 校正: 大西寿男
- - 発行: 日本印刷株式会社出版・メディア事業部
- - 書籍紹介サイト: こちらをクリック
全国の書店やオンラインストアでご購入可能です。店頭にない場合はご注文も承ります。興味がある方は、ぜひ手にとってみてください。