株式会社セレスの連結子会社である株式会社サルースが運営するオンラインピル診療サービス「エニピル」は、なでしこリーグ2部の「FCふじざくら山梨」とパートナーシップを締結しました。
「エニピル」は、医師の診察から処方、薬の受け取りまでをオンラインで完結できるサービスです。24時間365日診察を受けられる利便性を特徴とし、避妊や生理痛改善、PMS(月経前症候群)の緩和など、女性特有の健康課題解決を支援しています。
一方、「FCふじざくら山梨」は、2018年に設立された山梨県初のなでしこリーグクラブです。2023年からプレナスなでしこリーグ2部に参入し、山梨県富士北麓地域をホームタウンとして活動しています。
近年、女性アスリートの間では、月経周期調節のために低用量ピルを使用する人が増えています。JISSの調査によると、国内の女性トップアスリートの低用量ピル使用率は、2012年の7%から2016年には27.4%に増加しました。しかし、欧米では2008年時点で83%のトップアスリートが低用量ピルを使用していることを考えると、日本のピル使用率は依然として低い状況です。
このような背景から、「エニピル」は、ピルを必要とする全ての人に安全・手軽・スピーディーにピルを届けることを理念に掲げ、女性アスリートが活躍できる社会を目指しています。今回のパートナーシップ締結は、その取り組みの一環として、「FCふじざくら山梨」の選手に対して「エニピル」のオンライン診療サービスやピルの処方、ウェルネスセミナーを提供することで、選手たちのコンディション管理を支援することを目的としています。
本パートナーシップ締結により、「FCふじざくら山梨」の選手は、「エニピル」のオンライン診療サービスやピルの処方、ウェルネスセミナーを利用できます。仕事や練習で多忙な選手のコンディション管理に寄与し、選手たちがより良いパフォーマンスを発揮できる環境づくりを支援します。
サルースは、「エニピル」を通じて、多くの女性が生理によって気分や体調を左右されずに「ピルでいつでもぶれないわたしに」を実現できるよう、今後も応援していきます。
「FCふじざくら山梨」のゼネラルマネージャー五十嵐氏は、「女子アスリートは男性よりも常に100%のパフォーマンスを発揮できる状況が難しい。選手たちのそのような機会を緩和することはもちろん、自分たちの身体のことについてのリテラシーを高め、自分と向き合う・知る機会に繋がることを目指したい。スポーツクラブがこういった取り組みを進めることで、地域のみんなやパートナー企業にも、何かアクションが生まれるきっかけになればと考えている。」とコメントしています。