2025年倒産動向
2025-12-17 10:51:31

2025年の倒産動向が明らかに、物価高騰の影響で最多に達する

2025年の倒産動向レポート



リスクモンスター株式会社が発表した「2025年倒産動向レポート」は、2025年の倒産状況について速報性を重視した詳細な情報を提供しています。本レポートによると、2025年の倒産件数は前年比4.8%増の7,898件に達し、これは直近10年間で最も多い数値となっています。この背景には何が潜んでいるのでしょうか。

1. レポートの概要



このレポートは法人会員向けの与信管理クラウドサービスを提供するリスクモンスター株式会社が独自に集計したデータに基づいています。倒産件数は2024年12月から2025年11月の間に発生した法的および私的倒産を含むもので、過年度の同期間と比較しています。

2. 倒産件数の増加



2025年の倒産件数は前年の7,538件から増加し、増加率は4.8%に達しました。この事実は、コロナ禍による企業支援策が終息し、経済環境が厳しくなる中で企業の存続が脅かされていることを示唆しています。特に物価高騰が企業の経営を圧迫し、倒産リスクを高めています。

3. 業種別の状況



倒産件数は18業種の中で11業種が前年を上回り、「卸売業・小売業」や「不動産業・物品賃貸業」が目立つ増加を見せています。物価の高騰が影響し、特に小売業では価格転嫁が難しくなり、収益が悪化し倒産に至った企業が増加したと考えられています。
逆に、「運輸業・郵便業」では減少傾向が見られ、この要因としては燃料価格の高騰を運賃に転嫁できるようになったことが挙げられます。

4. 地域別の傾向



地域別に見ても、コロナ影響が収まりつつある中で、関東や関西では倒産件数が前年を上回りました。特に北陸地域が増加率で高く、経済的な脆弱性が浮き彫りになっています。愛知県や東京都でも件数が増加し、地域によって倒産のリスクが異なることが分かります。

5. 売上高規模と業歴の焦点



売上高規模別の調査では、「10億円未満」の中小・零細企業が95%を占め、その中でも「1億円未満」の企業が多いことが特徴です。これらの企業は資金繰りが厳しく、経済の波にさらされやすい状況にあります。また、設立後10年未満の企業が多く倒産している点も注目に値します。

6. 信用格付と信用不安



リスクモンスターのRM格付けによると、倒産件数の94.8%は「低位格付」とされ、倒産リスクが非常に高いことが指摘されています。また、信用不安情報を持つ企業の倒産が半数を超えるなど、経営の健全性が重要なポイントであることがわかります。

7. まとめ



2025年の倒産動向は、経済環境、物価問題、業種や地域における差異など、さまざまな要因が重なり合っています。特に中小企業にとっては厳しい状況が続く中で、今後の経済政策や支援策が企業の存続に大きな影響を及ぼすことでしょう。これらの情報は企業審査や与信管理業務においても重要な参考材料となります。経済動向の変化を注視し、適切な経営判断を行うことが求められます。


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会社情報

会社名
リスクモンスター株式会社
住所
東京都中央区日本橋2-16-5RMGビル
電話番号
03-6214-0350

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