文学と芸能の始原
2019-10-29 18:54:49
安藤礼二とやなぎみわが語る文学と芸能の深淵 11月18日紀伊國屋ホールで開催
安藤礼二×やなぎみわ トークイベント「文学と芸能の始原へ」
今年11月18日、紀伊國屋ホールにて、安藤礼二さんとやなぎみわさんによる特別なトークイベントが開催される。このイベントは、安藤さんの新刊『迷宮と宇宙』の発表を記念するものであり、文学や芸能がどのように始まり、交わっているのかを探求する魅力的な機会である。
文学と芸能の交差点
安藤礼二さんは日本近代の哲学者たちを深く読み解いてきた文芸批評家であり、彼の新刊では、現世と幽冥の境界を行き来する者たちの物語が展開される。作品は、折口信夫や鈴木大拙といった思想家たちとの関連を通して、文学の深淵に迫るものである。
一方、やなぎみわさんは久々の個展「神話機械」を開催中で、トレーラーを舞台にした野外劇『日輪の翼』などを通じて古代神話の再解釈に挑んでいる。彼女のアーティスティックなアプローチが、トークイベントでどのように展開されるのか、観客の期待は高まる。
イベントの詳細
トークイベントは、11月18日(月)の19:00にスタートし、会場は紀伊國屋書店新宿本店の4階、紀伊國屋ホールで行われる。入場料は1,500円で、事前にチケットを購入することが推奨されている。詳細な情報は羽鳥書店のウェブサイトから確認できる。
新刊「迷宮と宇宙」と展覧会「神話機械」
安藤礼二の新著『迷宮と宇宙』は、文芸批評の集大成として位置づけられ、320ページに渡って文学の多様性が論じられている。特に、エドガー・アラン・ポーや谷崎潤一郎、宮沢賢治といった著名な作家の作品を通して、批評という行為の意義が掘り下げられている。
やなぎみわの個展「神話機械」では、古代神話をテーマにした作品群が展示されており、特に「女神と男神が桃の木の下で別れる」といった新作が注目を集めている。この展示は、まさに文学と芸術が交錯する場であると同時に、安藤さんとのコラボレーションでもあり、両者の交流が観客に新たな視点を提供することが期待される。
羽鳥書店の10周年
羽鳥書店は10周年を迎え、この記念すべきイベントを通じて、地域の文化的な交流と発展を促進している。文学だけでなく、視覚芸術や演劇といった多様な表現が一つの場に集まることで、生まれる新たなインスピレーションを楽しむ時間を、ぜひ観客と共有したいと考えている。
このトークイベントは、単なる著者の新刊発表ではなく、安藤さんとやなぎさんが織りなす文学と芸能の深い洞察に触れる貴重な機会であり、多くの人々にとって忘れがたい瞬間となるだろう。
会社情報
- 会社名
-
株式会社 羽鳥書店
- 住所
- 東京都文京区千駄木1-22-30ザ・ヒルハウス502
- 電話番号
-
03-3823-9319