新刊絵本『なつだね』の魅力
夏の扉がそっと開く初夏のきらめきを描いた絵本『なつだね』が、合田里美による初のオリジナル作品として発売されることが発表されました。この絵本は、真夏ではなく初夏の海の魅力を伝える内容となっており、一日を通して初夏の訪れを感じさせる描写が詰め込まれています。
初夏の海の楽しさを感じる
「今日から夏が始まる!」というフレーズが印象的なこの作品は、風の心地よさや潮の香り、波のさざめきなど、初夏ならではの五感を刺激する描写に満ちています。麦わら帽子やビーチサンダル、サーフボードなど、海での楽しいひとときを連想させるアイテムも散りばめられ、子どもたちにとっては宝物のような絵本と言えるでしょう。
読者はページをめくるたびに、絵本の中からさわやかな風が吹き抜けるのを感じ、思わず海へかけ出したくなるような、「わくわく」感に包まれます。合田里美は海辺の街に暮らし、この作品でもその独自の視点を生かし、心に残る「海の絵本」を展開します。
内容のポイント
『なつだね』では、日差しや風、海のにおい、色合いなどを通じて、初夏の一日を描写します。特に、海に走り出したくなるような嬉しさが伝わるように工夫されています。主役の『ぼく』が仲間と一緒に楽しい時間を過ごす姿が描かれており、「はじまったよ」と声をかけながら海に向かうストーリーが展開されます。
この絵本は、リズムのある言葉遣いや色彩豊かなイラストによって、親子で共感を得やすい作品となっています。子どもたちに海や自然の楽しさを伝えたいという思いが込められたこの本は、初夏の訪れを楽しむための素晴らしい一冊です。
作品の書誌情報
書名:なつだね
著者名:合田里美・作絵
出版社:株式会社岩崎書店
定価:1,870円(本体1,700円+税)
判型:A4変型
ページ数:32ページ
配本日:2025年6月13日
購入方法
『なつだね』は全国の書店やネット書店で購入可能です。以下のリンクを参考にしてください。
この絵本を通じて、初夏の海の楽しさを感じ、親子でその魅力を存分に味わっていただきたいと思います。