未来のバレリーナへ
2025-11-26 11:52:13

フランス流のオンラインバレエ教育が未来のバレリーナを育成

フランス流のオンラインバレエ教育がスタート



日本のバレエ教育に革命をもたらす新たな試み、「ワールドバレエクラス」が発表されました。このシステムは、フランス政府認定バレエ教師の指導を受けながら、オンラインで世界基準のバレエ教育を提供するものです。近年、バレエに対する需要の高まりを受けてこのプログラムが登場した背景には、日本のバレエ指導の課題があります。

ワールドバレエクラスの特徴



「ワールドバレエクラス」は、日本国内でバレエ歴3年以上の12歳から18歳の子供たちを対象に、最大5名までのモニターを募集し、本格的なバレエレッスンを提供します。参加者は自らの振り付けを撮影した動画を提出し、フランス政府認定の教師によって「採点」「分析」「フィードバック」を受けることができます。この新しい教育システムを通じて、理論に基づいた体系的なバレエの理解が深まります。

フランス政府認定バレエ教師国家資格とは



フランス政府が認定したバレエ教師国家資格は、ただの資格ではなく、教師が持つ専門的な知識や技術の証明です。この資格を取得するためにはフランスのバレエ学校で長期間学び、試験に合格しなければなりません。学ぶ内容は身体理解や教育理論、解剖学など多岐にわたり、実際の教育現場で必要なスキルを習得します。これにより、教師は感覚的な指導から脱却し、理論に基づく指導を行うことができるようになるのです。

日本のバレエ教育の現状



日本には4,200を超えるバレエ教室が存在し、25万人以上がバレエに従事しています。しかし、日本のバレエ教育は指導者の個々の経験や感覚に頼ることが多く、フランスのような厳格な資格制度は存在しません。これにより、指導の質に地域差が生じ、世界基準の教育を受ける機会が制限されています。

特に、日本ではコンクールが重視される傾向があり、基礎技術の習得が後回しにされる場合もあります。この影響で、国内で優秀な成績を収めたとしても、国際的な舞台では通用しない状況が見受けられます。

フランスバレエアカデミーの取り組み



フランスバレエアカデミーの代表、水田春香氏は、日本のバレエ界の改革を目指してこのプログラムを立ち上げました。彼女自身がフランスの厳しい教育を受けて感じたことは、日本との教育の差異であり、理論に基づく指導の重要性でした。彼女の経験を活かし、子どもたちが地域や環境に関わらず、質の高いバレエ教育を受けられるように「ワールドバレエクラス」を設計したのです。

モニター募集について



「ワールドバレエクラス」のモニター募集は、2025年11月25日から2026年1月31日まで行います。対象はバレエ歴3年以上で、12歳から18歳までの子供たち。将来的にプロを目指す方や、本気で上達を望む方を歓迎します。モニター参加者には、特別な分析とフィードバックが提供され、オンラインでのフォローアップレッスンも受けられます。応募方法は、フランスバレエアカデミーのウェブサイトから確認できます。

未来のバレリーナたちが、世界基準の指導を受けることにより、次世代の舞台で活躍する姿が待ち遠しいです。これからのバレエ教育の在り方を見直すきっかけとなる「ワールドバレエクラス」、その成功を期待してやみません。


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会社名
株式会社アイビーエー
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愛知県名古屋市中区丸の内3-7-26ACAビル5階
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