社会的養護を変える「OPENHOME」が正式にリリース！その目的と影響とは

「OPENHOME」とは？

2023年、トンボは新たに社会的養護に特化したクチコミサイト「OPENHOME」を正式にリリースしました。本サイトは、親元を離れて生活する子どもたちがより良い支援を受けるための環境を整えることを目指しています。社会的養護に関する施設ごとの取り組みや運営方針の違いを可視化し、利用者はもちろん、支援者や研究者なども活用できるプラットフォームを提供します。

背景となる問題

社会的養護の現場では、一般的に情報が不足しており、施設間の違いや不平等が存在しています。利用する子どもたちは立場が弱く、改善点に気付きにくいため、外部からの視点が欠けがちです。こうした状況は、施設の格差を生み出す要因となっており、それを解消するために「OPENHOME」の開発がスタートしました。

目指す具体的な取り組み

「OPENHOME」の主な目的は、次の二つです。

1. 採用におけるミスマッチを解消

利用者や実際に働いた方々のクチコミを集め、それをもとに各施設のサービス内容や取り組みを見える化することが重要です。これにより、誰でも簡単に比較・検討できる情報が提供され、施設と職員の適切なマッチングが実現することを目指しています。

2. 健全な競争環境の促進

クチコミが広がることで、運営者側でも意見が反映されやすくなり、それがサービスの質の向上へとつながります。利用者の声に真摯に向き合うことで、子どもたちに提供されるサービスの改善が期待されます。

クチコミ投稿キャンペーンについて

「OPENHOME」では、クチコミを投稿してくださった方々の中から抽選で10名に、1,000円分のAmazonギフトカードをプレゼントするキャンペーンを実施中です。この機会に、あなたの経験や意見を投稿してみませんか？

ALLHOMEとは？

「OPENHOME」は、すでに設立されている非営利団体「ALLHOME」によるプロジェクトの一環です。「ALLHOME」は、社会で子どもを育てる仕組みをデザインすることをミッションとし、社会的養護に関する企画・編集を通じて、社会と子どもたちをつなげる取り組みを進めています。求人者と施設のミスマッチをできる限り減少させる努力を絶えず続けています。