新国立劇場の新シーズン
2026-09-04 10:21:10

新国立劇場の新シーズンはロッシーニの名作で魅了する!

新国立劇場(東京都渋谷区)の2026/2027シーズンがロッシーニのオペラ・ブッファ『イタリアのトルコ人』で華やかに開幕します。この作品はロッシーニの隠れた名作として知られており、恋と競争、誤解やトラブルが絡まり合ったストーリーが魅力です。

演出を担当するのは、ロラン・ペリー。彼の独特なセンスは「フォトノベル」というコンセプトに基づいており、イタリアのロマンス小説風に軽やかな物語を展開します。ペリーの演出は、二次元の世界を行き来するような躍動感が特徴で、観客を楽しませること間違いありません。

ヒロインのフィオリッラには、24/25シーズンオープニング公演『夢遊病の女』で注目を集めた新星ソプラノ、クラウディア・ムスキオが登場します。彼女が演じるフィオリッラは、夫ジェローニオとの平穏な生活に飽き足らず、トルコ王子セリムに心を寄せる複雑な女性です。その一方で、元恋人のザイダも絡み合う恋愛模様が繰り広げられ、観客を惹きつけます。

また、トルコ王子・セリムを演じるのは、ロッシーニの聖地ペーザロやパリ・オペラ座でも活躍するアレハンドロ・バリニャス・ビエイテス。彼の美声と存在感は期待が高まります。さらに、フィオリッラの夫である堅物なジェローニオ役にはブッフォの名手パオロ・ボルドーニャが参加し、豪華さを増します。指揮はイタリアの若手注目株、アレッサンドロ・ボナートが務め、彼の生命力溢れる音楽が作品を引き立てます。

公演の見どころの一つは、ロラン・ペリーの機知に富んだ演出です。作品のメタシアター的な構成を活かし、従来のオペラとは一線を画す新しい視点が提供されるでしょう。詩人プロスドーチモが物語の進行を助ける形で、観客は笑いと感動を交えたエンターテインメントを堪能できます。

『イタリアのトルコ人』の上演は、2026年10月2日から開始され、合計で数日間にわたり行われます。また、オペラをより楽しむためのオペラトークイベントも実施される予定です。これにより、観客は作品の背景を深く理解し、より魅力的に公演を楽しめることでしょう。

新国立劇場は、オペラだけでなくダンスや演劇の公演も行う、日本の現代舞台芸術の中心地としての役割を果たしています。今回の『イタリアのトルコ人』でも、その高い制作基準が感じられ、観客が心から楽しめる作品を提供することでしょう。アートの秋が訪れる今、是非ともこの作品を観に足を運んでみてください。


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