AIで自動化する掘削
2026-01-22 12:10:31

安藤ハザマ、AI技術でトンネル掘削を安全に自動化する新機種を導入

安藤ハザマ、AI技術でトンネル掘削を安全に自動化する新機種を導入



安藤ハザマ、東京に本社を構える建設会社が、山岳トンネル工事の生産性を向上させるために、AIを活用した新型「AI-ロードヘッダ」を開発しました。この機械は、自動掘削と遠隔操作を実現し、土木工事の安全性や効率性を向上させることを目指しています。特に土砂の発生が多いトンネル掘削作業の危険性を軽減するため、労働環境の改善が期待されています。

開発の背景



建設業界は、就労者の高齢化や人口減少により熟練技能者の技術の喪失や労働力不足という課題に直面しています。このため、ICTを駆使した効率的な生産体制の確立が求められています。特に、山岳トンネル工事においては、切羽作業が最も危険で健康被害のリスクも伴います。したがって、長時間の粉じん発生作業を無人化することは、作業の生産性向上だけでなく、安全性や環境への配慮にも直結します。

新型AI-ロードヘッダの特徴



安藤ハザマと三井三池製作所は、AI技術を活用した2機種の新型「AI-ロードヘッダ」の開発を行い、先日実現場での導入による長期実証試験を開始しました。開発されたのは、「MRH-S200Gi」と「SLB-300Si」という2つのモデルです。これらは、掘削機能の向上だけでなく、現場作業の効率化にも特化した機能を持っています。

1. MRH-S200Gi: このモデルは、掘削したずりをダンプトラックに直接積込むためのコンベヤを装備しており、作業の効率を飛躍的に向上させています。

2. SLB-300Si: 従来モデルより出力を高め、大型化することで施工範囲を広げ、高速道路トンネルを含む全断面掘削が可能になりました。

実証試験の実施



今年6月には、中部縦貫坊方トンネル工事において、自動掘削と遠隔掘削の実証試験が行われ、AI-ロードヘッダ MRH-S200iの有効性が確認されました。これをもとに新たに開発された機種が、現在のトンネル工事現場で実証試験中です。この試験により、機能の効果を実証し続ける計画が立てられています。

自動運転と遠隔操作の高度化



新型AI-ロードヘッダは、以下の特徴を向上させています。
  • - 自動運転機能: 機体は自身の位置と作業面の位置を把握し、自動的に掘削を行うことができます。これにより、切削中の負荷をリアルタイムで調整し、最適な運転が実現されます。
  • - 遠隔操作機能: 遠隔地からの操作が可能で、現場での状況確認もリアルタイムで行えます。これにより、作業のトラブル状況も即座に把握できるよう改善が進められています。

今後の展望



安藤ハザマでは、今後もAI技術を駆使した無人化や自動化を進め、山岳トンネル工事の安全や生産性をさらに向上させていく計画です。新たに導入されたAI-ロードヘッダによる作業の改善とともに、建設業界全体の課題克服に貢献する姿勢が見られます。この技術の進展が、より良い労働環境をもたらすことでしょう。

会社情報

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安藤ハザマ
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