2025年新築マンションの成約価格が過去最高に
2025年、東京23区における新築マンションの最高成約価格は、なんと11億5,000万円。この価格は、港区の140.53㎡、2LDKの物件で、2024年の最高成約価格4億5,000万円の約2.56倍に達しました。この驚異的な価格上昇は、東京の不動産市場がどのように変化しているのかを如実に示しています。
新築マンション成約価格のデータ分析
セットライフエージェンシーが過去5年間の成約価格を調査した結果、成約価格の上昇傾向は明らかです。ただし、特筆すべきは、販売価格ではなく「成約価格」が指標である点です。この成約価格ランキングは、実際に売買が成立した価格を基にしたものであり、単に高く売り出された物件を示すものではありません。
過去5年間の成約価格ランキング
1位:11億5,000万円(港区・2LDK・140.53㎡)
2位:10億4,000万円(渋谷区・2LDK・148.46㎡)
3位:7億円(渋谷区・2LDK・100.82㎡)
1位:4億5,000万円(渋谷区・2LDK・97.16㎡)
2位:3億6,800万円(中央区・2LDK・105.32㎡)
3位:3億5,000万円(港区・1K・44.22㎡)
1位:5億1,800万円(港区・3LDK・136.93㎡)
2位:3億1,500万円(港区・3LDK・90.41㎡)
3位:3億円(港区・3LDK・85.9㎡)
2021年から2025年の市場変化
この数年間で、最高成約価格は明らかに上昇していますが、そのペースは単なる年次のインフレによるものではありません。特に新築マンション市場は実需と投資層の二層化が進んでおり、価格の動きも異なっています。
- - 実需向けのマンションは建築費や地価の上昇に従って比較的安定した価格上昇を見せる一方、
- - 投資向けのマンションは、価格の上昇が段階的なものから急激なジャンプに変わっています。これは市場の流動性も二層化していることを示しています。
二層化した市場の流動性
資産マーケットは流動性が薄く、数は少ないものの九層の存在感を持ちます。その一方で実需マーケットは取引数が多く、価格に敏感です。このように、二つの流動性が共存しているため、市場を読み解くには注意が必要です。
結論と今後の展望
2025年の成約価格が過去最高を更新したことは、東京23区の新築マンション市場が実需と資産投資で二層化したことを如実に示しています。この変化に従い、投資層が10億円を超える価格を受け入れ、市場ごとの値動きが異なることを理解することが重要です。
新しい価格上限が設定された際は市場構造の変化を読み取る絶好の機会です。これからの不動産市場の動向に興味を持ち、賢明な判断を行うことが求められます。