山口県岩国市で、母子手帳アプリ『母子モ』を活用した子育て支援がさらなる進化を遂げています。2023年1月13日から、\[子育てDX\]の一環として実施される「乳幼児健診サービス」が導入され、保護者の負担が大幅に軽減されることが期待されています。今回のデジタル化により、1歳6カ月児健診と3歳児健診の手続きが、アプリを通じてスムーズに行えるようになります。
これまで、幼児健診においては、問診票の記入や提出が煩雑で、保護者にとって手間のかかる作業でした。しかし、デジタル化によって、必要な情報をアプリ上で入力し、手続きが完結。これにより、健診会場での待ち時間を減らし、混雑を避けることができる利点があります。さらに、健診結果もアプリから瞬時に確認できるため、親の安心感が高まります。
岩国市は「安心して子どもを産み育てられるまち」を理念に掲げており、その一環としての取り組みが進行中です。2022年1月から導入された『母子モ♡いわくに』は、妊娠から子育てにかかる情報を包括的に管理するアプリです。これまでに『オンライン予約サービス』や『質問票サービス』などの機能が追加され、活用率も非常に高く、子育て世代にとって必須のツールとなっています。
福田良彦市長は、今回の新たなデジタル化により、子育て世代の負担軽減や利便性向上を目指すとコメント。彼は、「子育てするなら岩国市」をスローガンに、育児をする親たちが安心して生活できる環境づくりを推進する決意を示しました。今後は、デジタル技術を駆使してニーズに応じた支援を展開し、育児に伴う不安を解消する取り組みを続けていく方針です。
なお、母子手帳アプリ『母子モ』は、妊産婦と子どもに関する健康データを記録・管理できる便利な機能を備えており、オンラインでの妊娠届出も可能です。このようなサービスを通じ、行政と地域の連携が進むことで、より快適で安心な子育て社会が実現することが期待されます。
今後も山口県岩国市では、地域全体で子育てを支援する取り組みが展開され、多くの親たちがデジタル技術の恩恵を受けられるようになるでしょう。子どもを育てるための新しい環境が、この街から発信されるのです。