家族への想いを未来へ繋ぐ『永活AI』
近年、高齢化の進展により日本社会は「多死社会」を迎えています。その中で「終活」という言葉が広まり、人生の終わりを見据えて準備をすることが重要視されています。しかし、終活は単に物質的な財産の整理だけではなく、家族に大切な想いをどう継承するかも大事なテーマです。そこで登場したのが、株式会社ここいーよが開発した『永活AI』です。このAIは、あなたのこれまでの言葉や価値観を未来の家族との対話へ繋げる新しいツールとなります。
特徴と機能
『永活AI』は、あなたの写真や動画、音声そしてエピソードを元に、その人が大切にしてきた言葉や考えをもとにAIの人格を構築します。このAIは未来の家族からの問いかけに応じて、あなたの想いを伝えることができます。
例えば、今は幼い子どもが将来、人生の選択に迷ったときに『お父さんはどう思う?』『お母さんなら何と言うだろう?』と尋ねることで、あなたの声や考えに触れることができるのです。このように『永活AI』は、写真や動画では伝えきれない「言葉」や「価値観」を未来に残す新しい手段となります。
社会のニーズに応える
年間160万人近くの方が亡くなる現代、失われた後の家族への思いをどう継承するかは多くの人々の課題です。葬儀や相続といった物理的な準備に加え、心理的にも「何を伝えたいか」を考えることが今後さらに重要になってくるでしょう。『永活AI』は、その思考を助けるために開発されたのです。「もし自分がいなくなったとしたら、家族へ何を伝えたいのか」は、ただの終活を超えた、家族への愛情の表現でもあります。
『永活AI』の紹介イベント
この革新的なツールは、2026年9月10日と11日に開催された「第12回 エンディング産業展」で初披露されました。展示ブースでは、リアルタイム対話のデモンストレーションが行われ、参加者にはAIとの対話体験を直接体感いただきました。この実演を通じて、単にAI技術を紹介するだけでなく、「今、何を遺したいか」という問いかけについて考えてもらうことも目的に掲げました。
無償提供と今後の展開
『永活AI』は、特に幼い子どもがいる人々への無償提供を行っています。「自分の言葉をどう継承したいのか」という想いを持つ方々に対し、応募フォームを通じてその手助けを行っていく方針です。また、一般社団法人 全国障害福祉事業協会とのクラウドファンディングを通じて、さらなる普及と支援も計画しています。
利用者の安心を最優先に
『永活AI』は、個人の大切な情報を扱うサービスであるため、本人の同意を最優先に考えています。プライバシーの保護を徹底し、希望に応じてデータの削除にも対応します。これにより、安心して利用できる環境を整えています。
『永活AI』が新たなエンディングの形を提案している今、あなたも大切な人に何を遺すのか、一緒に考えてみませんか?