新潟ビジネス専門学校、DXを学ぶ企業連携授業
新潟県新潟市にある新潟ビジネス専門学校では、9月4日に情報ビジネス学科の2年生が企業連携授業「ICT実習」を実施しました。この授業では、学生たちが近年のデジタル化の波に対応し、身近な問題を解決するためのデジタルアプリ開発を企画し、プレゼンテーションを行いました。
DX人材育成に向けた取り組み
新潟ビジネス専門学校は、医療事務や美容、IT、情報など様々な分野を学べるビジネスの総合校です。特に情報ビジネス学科では、DXやICT分野に対応できる人材を育成するため、業界で活躍するプロから直接学べる企業連携授業を行っています。
今回の授業では、ICT環境を支えている「株式会社ウイネット」の代表取締役、遠山幸男氏を講師に迎えました。彼はデジタルアプリを用いた問題解決の手法について指導し、学生たちは企画立案からマーケティング、利益計算までのプロセスを学びました。
プレゼンテーションの内容
この日のプレゼンテーションでは、昨年度から準備してきたアプリ開発案を3つのグループが発表しました。それぞれのグループは、アプリの「コンセプト」から「開発計画」、「広告宣伝計画」、「収支計画」までを詳細にまとめ、活発な議論が交わされました。
1.
おつかいGO: 秋田県における高齢化問題を解決するための買い物代行サービスアプリ。
2.
Vintage Village: 古着好きの若者のためのマッチングSNSアプリ。
3.
インテリアマジシャン: 家具のサイズや配置を3Dで測ることができるアプリで、購入後のトラブルを未然に防ぐことを目指しています。
学生たちのアイディアが詰まったプレゼンテーションは、聴衆からの拍手を受けて大いに盛り上がりました。
学生の声
参加した学生の一人、遠藤さんは「アプリのターゲットや顧客の欲求をリサーチし、どのような価値を提供できるかを考えるのは非常に勉強になりました。収支計画も立てられて、現実の企業活動に近い体験ができました」と振り返ります。彼はシステムエンジニアとしてのキャリアを目指しており、この授業で学んだことを将来に生かす意欲を見せました。
新潟ビジネス専門学校の教育方針
新潟ビジネス専門学校では、今後もIT化が進展する社会で必要とされる人材を育成するため、様々なプログラムや授業の提供に努めていく方針です。質の高い実践的な教育を通じて、学生一人ひとりが持つポテンシャルを引き出し、多様な職種への就職を可能にするサポートを行います。
新潟ビジネス専門学校は、これからも地域に根ざした教育を提供し、社会で活躍できる人材を育てていきます。