株式会社エムジーが次世代PLCコントローラPLC8-NEを発売

次世代コントローラPLC8-NEの誕生

2025年9月、株式会社エムジーは、新製品PLC8-NEを発表しました。この次世代コントローラは、特に青写真を描くにあたって重要な「高速オープンネットワークシステム」の構築を、よりスマートにするためのものです。大阪市中央区に本社を置く同社は、製造業や自動化分野において高い技術力を誇っており、新製品の発表は業界内外からの注目を集めています。

先進技術を駆使した設計

PLC8-NEは、国際標準規格IEC 61131-3に準拠した世界標準ソフトPLC「CODESYS」を搭載しています。このソフトウェアにより、マルチコアCPUによる分散処理が可能となっており、それによって高速に行われる処理を専用のコアで実行できます。これにより、生産ラインの効率を大幅に向上させることが期待されています。特に、高速化が求められる場面でのパフォーマンスが際立った製品です。

高度な入出力機能

PLC8-NEは、2つのEthernetポートを標準で備えており、これにより異なるプロトコル間のコンバートが容易になります。この機能は、複数のオープンネットワークを統合したフレキシブルなシステム構築を可能にします。さらに、Web Visualization機能を実装しており、PLC内部での情報を簡単にブラウザを介して表示することができるため、ユーザーにとっても非常に便利な設計がされています。

スペース効率の良い設計

PLC8シリーズは、ベース不要のスライス構造を採用しており、これにより省スペース化とコストダウンを実現しました。必要な入出力カードのみを使用することができるため、従来の取付ベース型で発生しがちな空きスロットの無駄を削減しています。また、入出力カードの接続には内部通信バス用コネクタを使用しており、振動や衝撃に強く、堅牢な接続性を誇ります。これにより、工場内での信頼性を向上させることができます。

ラインアップとアプリケーション

エムジーは、PLC8シリーズの入出力カードラインアップを順次拡充していく予定です。接点入出力カード、入力カード、ユニバーサル入力、さらにはクランプセンサー入力など、さまざまなニーズに応える仕様となっています。これにより、ユーザーは自社の生産ラインに最適な構成を選ぶことができ、競争力を高めることができます。