#岐阜県 #山仙 #循環型農業 #飛騨金山市

新米「山仙」が持つサステナブルな未来への挑戦とは？

岐阜県飛騨金山市に位置する「山仙組合」は、自然豊かな環境を活かしながらサステナブルな農業に取り組む新たな米ブランド「山仙」を2024年8月12日（月）に発表します。この「山仙」は、秘境とも称される谷間で育ち、通常のコシヒカリの1.5倍の大きさを誇る大粒米です。澄んだ空気と清らかな湧水が育んだこのお米は、特有の食感と旨味を持ち、冷めても美味しいという特長があります。

耕作放棄地からの挑戦

飛騨地域はその豊かな自然が魅力ですが、高齢化や過疎化によって、耕作放棄地が増加しています。このままでは、水の循環が悪化し、生態系の破壊を引き起こしかねません。実際、田んぼの減少は地域の保水力を損ない、土砂災害を引き起こすリスクも高めています。

「山仙組合」は、この問題に立ち向かうべく、耕作放棄地を引き受けてお米を育てる取り組みを進めています。従来の農業方法では解決が難しい状況に対し、衛生写真や水量測定装置を用いた効率的な農業管理を実施して透明性のある報酬体制を整え、サステナブルな農業への移行を図っています。

食べ手と協力する新しい仕組み

「山仙組合」では、作り手だけでは山の保護は困難だと考え、食べ手が共に参加できる仕組み「里親倶楽部」を新設します。定期便サービスに申し込むことで、参加が可能となり、収益の一部が田んぼの保護活動に使われます。

この倶楽部の特典には、田んぼの成長の過程や里親限定イベント、さらには新鮮な「山仙」を特別価格で楽しめる権利が含まれています。これにより、山の保護を通じて、食を楽しむ新しい体験を提供します。

倶楽部に参加するメリット

• - 里親限定イベント: 定期的に田んぼの成長情報や特別イベントをお届け。
• - 産地直送の新鮮さ: 精米したばかりの「山仙」を特別価格でお楽しみいただけます。

価格は月ごとのプランが用意されており、2kgから10kgまでお選びいただけます。これによって、消費者が米を消費することが山の保護に直接つながるのです。

地域との協力

また、2024年7月には「FUJI ROCK FESTIVAL’24」に出店し、飛騨の茶ブランド「金飛騨」とコラボレーションした「山茶づけ」を提供します。このイベントを通じ、地域の特産品を広めつつ、自然との共生をテーマに活動します。

代表者の思い

「山仙組合」の中島悠代表は、「山の田んぼは手入れが難しいが、その恵みが私たちを育ててくれる」と切々と語ります。耕作放棄地を引き取って20年以上の経験を生かし、自然を守ることへの思いを持ち続け、「山仙」を通じて消費者とのつながりを深めていく意向です。

お問い合わせ情報

「山仙組合」への興味がある方は、以下の情報をご覧ください。

• - 代表者: 中島悠
• - 電話: 0576332183
• - メール: [email protected]
• - 公式サイト: 山仙公式サイト
• - クラウドファンディング: プロジェクト詳細

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