北九州市のスタートアップ支援施設「COMPASS小倉」の運営が本格始動します

北九州市が新たに設立したスタートアップ支援施設、COMPASS小倉がいよいよ正式に運営を開始します。この施設は正式には「北九州テレワークセンター」として知られ、2000年4月に設立されました。情報通信産業の振興、さらに中小企業や新事業に挑戦するベンチャー企業の創出・育成を目的としています。時代の変化に対応し、2018年には北九州市が掲げる「日本一起業家に優しいまち」を実現する中核施設として、COMPASS小倉にリニューアルされました。

令和5年4月からは、寶結株式会社をはじめとする共同事業体がこの施設の運営を開始しました。寶結株式会社は、福岡県北九州市小倉北区に本社を置く企業で、代表取締役の福岡広大氏がリーダーを務めています。彼を含む複数の組織が協力し、地域の起業家を支援する活動を展開していきます。

COMPASS共同事業体には、他にも株式会社ATOMica（宮崎県）、GMOクリエイターズネットワーク株式会社（東京都渋谷区）、一般社団法人まちはチームだ（福岡県北九州市）が参加しています。これらの企業や組織がともに手を組むことで、より幅広いサポートを北九州市内の起業家に提供します。

提供されるプログラムは多岐にわたり、起業や創業の相談窓口の設置、コミュニティ活性化イベントの実施、プレシード向けのアクセラレーションプログラム、さらにはスタートアップのためのピッチイベントなどが企画されています。加えて、アントレプレナー向けセミナーや、若者向けのアントレプレナーシップ教育プログラムも予定されています。これらの取り組みを通じて、北九州の起業家精神をさらに活性化させ、地域のスタートアップエコシステムの発展に寄与します。

また、令和5年7月にはCOMPASS共同事業体の新体制スタートとCOMPASS小倉リニューアル5周年を祝うイベントが開催される予定です。詳細は近日中に発表されるとのことで、多くのスタートアップや起業家がこの機会を楽しみにしています。

COMPASS小倉は、北九州市の未来を描く場として、多くの人々の夢や野望を支える存在となることでしょう。これからの展開にぜひ注目してください。