静岡市でパラスポーツ・支援機器の連携を促す地域交流会開催

静岡市で開催される障害者自立支援機器の地域交流会

2024年12月に全国初のパラスポーツ優先施設「IAIパラスポーツパーク」が完成予定の静岡市。ここで、障害者自立支援機器に関するニーズ・シーズマッチング地域交流会が開催されます。この交流会は障害者の活動や社会参加を促進するために設計されており、障害当事者、家族、支援者、研究者、企業、行政関係者などが一堂に会し、実際に現場で求められる課題に取り組む重要な場となります。

開催概要

交流会は令和7年10月4日（土）の10:30から17:00まで、静岡市産学交流センターの6階プレゼンルームにて行われます。テーマは「パラフットボールから始まる地域の輪〜支援機器と想いをつなぐ、しずおか交流会〜」です。座長には常葉大学の作業療法学科の講師、村岡健史氏が就任します。参加者は20名から30名程度を予定しており、障害当事者だけでなく、支援者や研究者も歓迎します。

参加対象

参加対象は障害当事者、家族、支援者、企業、研究者、学生、行政関係者など、誰でも参加可能です。特に今回の交流会は、静岡でのパラスポーツの振興に焦点を当てており、電動車いすサッカーなどの競技に関連する困りごとを把握し、支援機器の開発・導入を検討します。約20社の協力団体（静岡県、静岡市、横浜リハ関係者、矢崎化工など）が協力し、競技に直結する機器の普及を目指します。

NI-TAでの取り組み

本交流会は、ATAサテライトとしても位置付けられ、地域のニーズ側（使う側）とシーズ（作る人）が集まり、実際の課題を共有しその解決策を模索する場でもあります。昨年は那覇市、高知市、仙台市で同様のイベントが開催されましたが、静岡市での開催は地域のパラスポーツ振興の起爆剤となることが期待されています。この地域交流会を通じて、障害者の自立支援機器のさらなる普及が進むことを願います。