フォトロンが取り扱う新世代ハイスピードカメラ
株式会社フォトロンは、本日よりPharsighted社製の裏面照射型ハイスピードカメラ『E9・100S』と『E9・80S』の取り扱いを開始します。このカメラは、最高326,000 fpsというフル解像度(640×480画素)での撮影速度を誇り、分割解像度(640×32画素)では最大2,720,000 fpsに達します。特に、爆発現象や衝撃波、材料試験など、10μ秒以下の高速現象を鮮明に捉えることができるため、民間企業や大学、官公庁における研究開発のニーズに十分に応えることができます。
ハイスピードカメラの進化
近年、ハイスピードカメラの需要は著しく増加しており、特に高画質での高速撮影が求められています。一般的に、撮影速度を上げると解像度が下がる傾向があり、露光時間も短くなるため、画像が暗くなりやすい問題がありました。フォトロンはこの課題を克服するために、Pharsighted社製の最新モデルを採用し、高品質な画像を提供します。
主要機能と性能
1.
撮影速度と解像度:『E9・100S』はフル解像度で326,000 fps、分割解像度で2,720,000 fpsを維持。『E9・80S』もフル解像度で272,000 fps、分割解像度で2,457,000 fpsの性能を持ち、急速な物理現象の解析に最適です。
2.
高感度のイメージセンサー: 裏面照射型CMOSイメージセンサーを搭載し、モノクロモードではISO160,000を実現。これにより、撮影対象が明るく保たれ、画像処理によるノイズの発生を抑制します。
3.
大容量メモリ: 最大432GBの内部メモリを搭載し、『E9・100S』では4.6秒間の撮影が可能。また、外部機器を用いず、ソフトウェアの制御だけで撮影を行うことができます。
4.
高速データ転送: 1.6TBの外付けSSDを標準搭載しており、最大1.8GB/秒でデータを転送可能です。
取り扱いの背景
ハイスピードカメラは、特に科学的な実験や解析において必須のツールとなっています。フォトロンはこれまでにも多くのハイスピードカメラを開発してきましたが、Pharsighted社の技術を取り入れることで、さらなる革新を目指しています。国際的な販売代理店契約を結んだことで、この高性能なカメラを迅速に市場に提供できる体制が整いました。
結論
フォトロンは、最新のハイスピードカメラ『Pharsighted E9・100S』と『E9・80S』をデビューさせることで、研究開発の現場に新しい可能性を提供します。今後も、技術革新を通じて、さらなる発展を遂げていくことでしょう。このカメラにより、さまざまなジャンルにおける可視化技術は大きく進化することが期待されます。
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