飯田市が推進する脱炭素経営支援プロジェクト
長野県飯田市がe-dash株式会社と連携し、地域の中小企業に向けて「二酸化炭素排出量可視化及び中小企業版SBT認定取得支援事業」を始動しました。この取り組みは、2050年までにカーボンニュートラルを達成しようとする飯田市の「いいだゼロカーボンシティ宣言」を背景にしています。
取り組みの背景と目的
飯田市は、2021年に「2050年いいだゼロカーボンシティ」を宣言し、環境に優しい都市作りを進めています。2022年には環境省から「脱炭素先行地域」に選定され、再生可能エネルギーの利用を促進しています。しかし、地域経済を支える中小企業の脱炭素経営が不可欠であり、市内のCO₂排出量の約40%が企業活動から来ているという現実があります。
このような背景を受け、飯田市は昨年度からCO₂排出量の把握を通じて中小企業の脱炭素を促す「二酸化炭素排出量可視化等支援事業」を開始、想定以上の74社が参加しています。今年度もこの支援を続けるだけでなく、中小企業が国際的な削減目標を基準とする「中小企業版SBT」認定を促進する新たな支援プログラムもスタートしています。
e-dashの具体的支援内容
e-dash株式会社は、以下の2つの事業を通じて飯田市内の中小企業を支援します。これらは「うごくるB。」という環境文化都市づくりプラットフォームの一環として実施されます。
1.
CO₂排出量可視化等支援事業(うごくるB。CO2排出量みえる化プログラム)
企業のCO₂排出量をデジタルに可視化し、削減計画の策定を支援します。電気・ガスの請求書をアップロードするだけで誰でも排出量を把握でき、そのデータに基づいた具体的な削減策の提案が受けられます。
2.
中小企業版SBT認定取得支援事業(うごくるB。中小企業版SBT認定取得支援事業)
中小企業がSBT認定を取得するための手続きを支援し、認定を受けることで企業の競争力を強化します。これにより、持続可能なビジネスモデルの確立を後押しします。
支援の利点と参加方法
これらの支援プログラムは、2027年2月末まで無料で提供されます。ただし、SBT申請の一部に必要な経費は自己負担になります。参加希望者は、専用の申込フォームから申し込み、オンライン面談で詳細が説明されます。受付は2026年6月10日からです。
地域の声と今後の展望
飯田市の市民協働環境部の担当者は、e-dashとの連携に期待を寄せており、具体的な情報の提供や取り組みの理解を深める場となることを願っています。長野県の豊かな自然の中、環境を優先するライフスタイルを広めることが、このプロジェクトの真の目的です。
まとめ
このように、e-dash株式会社と飯田市が共同で推進する施策は、地域の中小企業にとって非常に価値あるものです。CO₂の可視化だけでなく、企業としての責任を果たし、よりサステナブルな経営へとシフトする機会を提供しています。地域全体のカーボンニュートラルな未来の実現に向けて、今後が非常に楽しみです。
参考リンク