老舗せんべい店がECで売上1.5倍を達成した秘訣とは
背景
近年、私たちの購買行動が大きく変化しています。特に食品業界では、EC(電子商取引)の進展が急激に進んでおり、老舗企業や中小メーカーにとってもこのプラットフォームの活用は必須となっています。その一例が、東京都新宿区に本社を置く『煎餅工房さがえ屋』です。
この老舗せんべい店は、株式会社これからのECコンサルティングを受けた結果、前年に比べて売上が1.5倍にまで伸びるという成果を挙げました。これにより、彼らはどのようにしてECを活用し、売上向上を実現したのでしょうか。まずは、背景から見ていきましょう。
業界の変化
特にCOVID-19の影響を受け、消費者は非対面での購買を求めるようになり、各地の老舗企業はこの変化に適応することが求められています。しかし、長年の伝統を守る中で、これまでの製造・販売手法を維持しつつ、オンラインでの展開に挑むことは容易ではありません。EC運営には専門的なノウハウが必要であり、またデジタル人材をどう確保するかも大きな課題でした。
直面した課題
煎餅工房さがえ屋も何らかの課題を抱えていました。特に、以下の3つのポイントが燃え上がる悩みの種でした。
1.
属人化のリスク: ECサイトは特定の担当者に依存する形で運営されており、担当者が不在の際にはノウハウが社内に残らず、多くの業務が滞る可能性がありました。
2.
販売機会の損失: ECサイト運営に専門的な知識を持つスタッフが不足し、母の日などの特別なギフトマーケットに適切にアプローチするためのリソースが不十分でした。
3.
ブランディングの難しさ: ブランドの高級感を維持しながら、顧客にとって理解しやすい表現をするのは難しく、試行錯誤が続いていました。
改革の突破口
これらの課題を解決するために、株式会社これからのコンサルタントはまず現状分析を行い、具体的な施策を提案しました。
- - 母の日特集の企画: ブランドイメージを損なうことなく、ギフト需要に対応した特集ページを制作し、PR活動を行うことで新たな販売機会を創出。
- - メルマガのリデザイン: 商品の魅力を伝えるため、従来のテキスト主体のメルマガから、視覚に訴える内容を重視した構成へ変更した結果、メルマガからの売上が増加。
- - PDCAサイクルの実施: 当社は、施策の立案から実行、改善までを一貫してサポート。効率的なPDCAを実践することで、売上向上を目指しました。
成果と今後の展望
その結果、導入初年度で前年度比1.5倍の売上を達成しました。現在、インタビューではこの成功の背景や今後の課題についても語られています。単なるノウハウ提供にとどまらず、伴走型の支援が高い満足度を得ているのも特徴です。
今後も老舗企業がEC市場で成功するための情報提供に力を入れてまいります。詳細なインタビュー内容については、以下のURLからご覧いただけます。
煎餅工房さがえ屋インタビュー記事
会社概要
企業名: 株式会社これから
所在地: 〒160-0004東京都新宿区四谷三丁目5番地 文化エステート四谷ビル6階
代表者: 代表取締役今泉 雄介
事業内容: ネットショップ制作、Web広告運用代行、ECコンサルティング、BuzzECの開発・運用など
企業サイト:
https://corekara.co.jp/