亀倉雄策賞2022
2022-02-10 15:39:48
亀倉雄策賞が大貫卓也さんの作品を選出、グラフィックデザインの未来を照らす
第24回亀倉雄策賞の受賞者と作品
2022年、グラフィックデザインの世界において重要な賞、亀倉雄策賞が発表されました。この賞は、故・亀倉雄策氏の功績を称えて1999年に創設され、優れたデザイン作品を選出するものです。今年の受賞作品は、大貫卓也氏の「HIROSHIMA APPEALS 2021」です。この作品は、ヒロシマ平和創造基金と広島国際文化財団の企画によって制作された平和希求のキャンペーンポスターで、その目的は広島の平和メッセージを広く伝えることにあります。
受賞作品「HIROSHIMA APPEALS 2021」について
大貫卓也氏の「HIROSHIMA APPEALS」は、視覚的な訴求力が非常に高く、見る者に深い印象を与えます。ポスターは特にAR技術を使用した設計を取り入れており、QRコードを使用してアプリ「aug!」を開くことで、ポスターが動き出すという仕掛けが施されています。このような革新的なアプローチは、デザインの新たな表現を模索する現代の流れを象徴しています。
JAGDA賞と新人賞、その他受賞者
さらに、亀倉雄策賞に選出された大貫卓也氏は、同時にJAGDA賞2022でも特に優れたデザインとして評価されています。今年のJAGDA賞は、優れたグラフィックデザインを顕彰する目的で設立されており、様々なカテゴリーの異なる作品が選ばれました。
受賞作の一部には、林規章氏の女子美術大学のイメージポスターや、永井裕明氏のメモリアルボックス「EIKO BOX」などが含まれています。他にも、ブックデザインやパッケージデザインといった多彩なカテゴリーから選出された作品が揃っています。また、JAGDA新人賞2022には、竹田美織氏や前原翔一氏など、次世代を担う若手デザイナーが名を連ねました。
記念展覧会の開催
受賞を記念して、7月12日から8月20日まで、東京都中央区にあるクリエイションギャラリーG8にて、第24回亀倉雄策賞受賞記念展が開催されます。ここでは、受賞作品や他のグラフィックデザインが一堂に展示され、来場者は優れたデザインの多様性を体験する機会を得ることができます。また、JAGDA新人賞展や日本のグラフィックデザイン展も同時期に行われており、広く多様な作品が紹介される予定です。
今年の亀倉雄策賞授賞式は、コロナウイルスの影響を考慮しながら新たに日程が決定される予定です。若手から中堅デザイナーまで、多くの人々がこのような受賞によりさらなる飛躍を期待される中、日本のグラフィックデザインの未来がますます明るく感じられます。
会社情報
- 会社名
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公益社団法人日本グラフィックデザイン協会
- 住所
- 東京都港区赤坂9-7-1ミッドタウン・タワー5階
- 電話番号
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