豊橋競輪場が新たなポスターを発表、ファンの魅力を引き出すデザインに挑戦

豊橋競輪場が新ポスターを発表

愛知県豊橋市に位置する豊橋競輪場が、2024年9月から新しいデザインのレース告知ポスターを展開します。新コンセプトは「ポスターの主役を“お客さま”に」。このポスターでは、競輪場を訪れる競輪ファンに焦点を当て、それぞれの人生の味わいを表現したものに仕上げています。このポスターは豊橋競輪場や市役所、本庁舎、さらには市内の飲食店などで掲示されますので、訪れた際にはぜひご覧になってください。

中部地区初の競輪場

豊橋競輪場は1949年に中部地方初の競輪場として誕生しました。その特徴的な正門は、競輪全盛期の昭和30年代の駅舎を模したデザインになっており、昭和レトロな雰囲気が漂っています。競輪場内には大型スクリーンも設置されており、スリリングなレース映像を楽しむことができます。観戦エリアには快適な特別観覧席やロイヤル席が揃っており、観客は心地よくレースを楽しむことができます。また、場内のグルメも一つの魅力であり、名物の「どて」や「焼き鳥」といったB級グルメを堪能できる売店があります。さらに、家族連れや小さなお子様でも安心して楽しめるよう、キッズルームや授乳室も完備されています。

ファンを主役に据えたポスター

これまでの告知ポスターは、選手が往年の名作やアニメキャラクターに扮して風刺的な要素が強かったですが、新たに制作されるポスターでは実際の競輪ファンをフィーチャーしています。ファンの皆さんには撮影とインタビューを実施し、「競輪と人生」をテーマに、競輪が各自の人生にどのような役割を果たしているかを問いかけました。これを基に、それぞれの人生をポスターに落とし込みます。

「好きにしりん。」のメッセージ

新ポスターには、「好きにしりん。」というメッセージがデザインに盛り込まれており、これは豊橋競輪の「りん」と、地元三河弁の語尾に由来しています。このフレーズは、どの選手を応援し、どんな展開を予想するのかといったファンの視点を込めた表現でもあります。

競輪の楽しみ方も多様である現代、パソコンやスマートフォンで気軽に車券を購入することも可能ですが、競輪場の雰囲気を盛り上げるのは実際に訪れるファンの存在です。今回のポスターを通じて、競輪の魅力やレースの深さ、豊橋競輪場の特性が多くの人々に伝わることを期待しています。

制作されるポスターは200部で、リニューアル後には豊橋競輪場で行われる9月9日から11日までのナイター競輪と、10月26日から28日開催のガールズ競輪をPRします。今後も2ヶ月ごとに新しいポスターが制作される予定ですので、次回の発表も楽しみです。