SMBC日興証券の評判を調査！投資家のリアルな声と改善提案

2024年6月24日から7月8日の間に実施されたアドバイザーナビ株式会社によるアンケート調査では、SMBC日興証券に対する利用状況や評価が明らかになりました。今回は、その結果と共に、顧客の期待や改善点を探ります。

現在の利用状況

調査によると、SMBC日興証券を利用している回答者は全体の82.5％に達しました。しかし、その中でメイン口座として使用しているのはわずか22.7％という結果でした。このことから、同証券は多くの顧客に利用されているものの、メイン口座としての地位を確立できていないことが分かります。残り77.3％は他の証券会社をメイン口座にしており、信頼性の向上が急務と言えます。

取引をやめた理由

取引を中止した理由には、「手数料が高かった」及び「アプリの使い勝手が悪い」という意見がそれぞれ30.8％を占めました。特に、ネット証券と比較して手数料が割高であることや、アプリの自動ログイン機能がないために利用が不便であるとの声が挙がりました。また、2021年に発覚した不正取引に関する信頼問題も影響しているようです。

顧客評価の現状

顧客の満足度は決して高くなく、最高評価（5点）及び高評価（4点）を付けた割合は38.8％に止まりました。これは、残りの6割以上が何らかの不満を示していることを示しています。

良い点と改善点

調査で特に評価されたのは、サポートが手厚い点（25.3％）や、少額取引がしやすいという点（20.3％）です。対面によるサポートの充実や、100円から株式が購入できる仕組みが好評となっています。また、dポイントの利用やIPO関連サービスの充実も評価されています。

一方、改善点には手数料の見直しを求める声が最も多く（38.0％）、取引ツールの機能向上（24.1％）も指摘されています。特に現物株式の手数料を割引することや、アプリの機能の充実が求められています。

アンケートから見える今後の方向性

SMBC日興証券は、この調査結果を基にどのような改善策を講じるかが鍵となります。顧客の期待に応える形でサービスの向上が求められており、特に手数料の見直しやアプリの改善に注力する必要があります。企業の信頼を回復し、メインの取引口座としての地位を確立するためではなく、顧客のニーズにしっかり応えることが重要です。