劇団キンダースペースが魅せる短編演劇アンソロジー
埼玉県川口市の西川口に位置する劇団キンダースペースが、2024年9月24日から29日まで、短編演劇アンソロジー「中島敦・光と風の彼方へ」を上演します。この公演は、著名な作家中島敦の独特な視点を通じて、近代の枠を超えた表現を試みるものとなっています。演出は原田一樹が担当し、彼の手によって新たな解釈が加えられることが期待されています。
中島敦とその世界
中島敦は、33歳という若さでこの世を去った天才作家であり、近代文学に多大な影響を与えました。彼の作品は、自己を深く掘り下げる解析を特徴としており、古代オリエントや唐代中国、さらにはパラオという異なる文化背景を舞台にしたファンタジーの要素を持っています。この演劇では、彼の文学的背景を踏まえ、マジックリアリズムの先駆けとしての魅力を映し出すことが意図されています。観客は、彼の作品を通じて多次元的な物語を体感できるでしょう。
公演概要
公演の詳細は次の通りです。
- - 日時: 2024年9月24日(火)~29日(日)
- - 開演時間:
- 9月24日(火) 19:00
- 9月25日(水) 19:00
- 9月26日(木) 14:00・19:00
- 9月27日(金) 14:00・19:00
- 9月28日(土) 13:00・17:00(アフタートークあり)
- 9月29日(日) 13:00
- - 劇場: 劇団キンダースペースアトリエ(埼玉県川口市西川口1-23-3 REGIA 1階奥)
- - 料金:
- 活動支援チケット: 4,500円
- 前売券: 3,500円
- 割引対象: 市民割引、演劇養成所生割引、学生割引などあり
出演陣とアクティビティ
舞台には、瀬田ひろ美、榊原奈緒子、岡田千咲、西本亜美、松井結起子、福田治(方の会)、洲本大輔(劇団昴)、藤澤壮嗣(劇団桟敷童子)といった多彩な出演者が揃い、観客を魅了します。
また、本公演に先立ち、9月7日には「原作を読む会」と「もうすぐ初日!ビフォアトーク」も開催予定です。これにより、参加者は作品の原作に触れたり、演出家からの解説を聞いたりする貴重な機会が得られます。
劇団キンダースペースの歩み
劇団キンダースペースは、1985年に設立され、以来オリジナル作品の制作と上演を続けてきました。これまでの公演回数は102本に達し、年間を通じてさまざまなワークショップを開催しながら、演劇人としての成長を追求しています。2015年には法人化し、一般社団法人として更なる活動を展開中です。
演劇を通じて、各地の衝撃的なニーズに応える姿勢が感じられる劇団キンダースペースの最新作、ぜひ体感してみてください。