JTBと日本システム開発研究所の新たな連携
JTBグループが提供する経費データ連携プラットフォーム『ビズバンスJTB経費データ連携』は、一般財団法人日本システム開発研究所の『出張旅費システムWEB版』とのAPI連携を発表しました。これにより、出張業務の効率化、精算業務の生産性向上が期待されています。
連携の背景
JTBグループは、一般企業や地方自治体、国公立大学などの公務系組織に対し、ビジネストラベルマネジメント(BTM)サービスを提供してきました。最近、このサービスをさらに強化するため、『ビズバンスJTB経費データ連携』のAPIを活用し、日本システム開発研究所の出張旅費システムとのデータ連携を進めることとなりました。この取り組みの主な目的は、経費精算業務の利便性向上です。
連携のメリット
このAPI連携により、『ビズバンスJTB出張予約』で取得した出張実績データが自動的に『出張旅費システムWEB版』に反映されるため、煩雑な手入力が不要になります。また、出張予約によって発行される一括請求書はインボイスに対応しているため、領収書や請求書の添付も不要となり、よりスマートな出張旅費精算を実現することが期待されています。
『出張旅費システムWEB版』は、国家公務員の旅費規程や警察旅費取扱規則にも対応しており、改定された旅費制度への迅速な対応も可能です。このような機能を持つシステムと連携することで、出張予約の利便性や精算業務の生産性向上が図られるのです。
経費データ連携の概要
『ビズバンスJTB経費データ連携』は、経費精算に必要な出張データやカード利用明細を中継するクラウド型プラットフォームです。2025年5月までに300社以上の導入実績があり、導入企業においては出張業務や経費利用の可視化が進み、不正防止やコスト削減に貢献しています。JTB-CWTは今後も、経費データの自動連携を強化し、手作業や領収書の添付という手間を省くことを目指しています。
おわりに
JTB-CWTと日本システム開発研究所は、パートナーとして公務機関や国公立大学、独立行政法人向けにより高機能な出張予約サービスを提供し、出張に関連する業務の効率化を目指します。これらの取り組みを通じて、企業や組織の経費精算の負担を軽減し、よりスムーズな業務運営を実現することを目指しているのです。