浅草むぎとろ、特別メニューで健康と食文化を発信
令和5年6月16日から6月27日まで、浅草むぎとろが特別な「むぎとろの日フェア」を開催します。このフェアでは、日本の伝統食材である山芋を使った特別メニューを提供し、国内外のお客様に新しい食体験を提供することを目的としています。訪日外国人観光客や健康志向の方々を対象にしたメニューは、全く新しい形で提供されます。
背景と目的
訪日外国人観光客は年々増加しており、2024年には3,687万人を超える見込みです。この傾向に伴い、日本の食文化への関心も高まり続けています。浅草むぎとろは、その名物であるとろろを通じて、国際的な相互理解を促進し、多文化共生社会の実現に寄与できることを目指しています。
同時に、国内に目を向けると、現代日本人の野菜摂取量が大きな健康課題となっています。厚生労働省の調査によると、日本の成人の1日あたりの平均野菜摂取量は250.6gで、350gを大きく下回っています。この状況に対して、ビタミンB群や食物繊維を豊富に含む「とろろ」は理想的な食材だと言えます。
フェア特別メニュー
1. とろろづくし - tororoのかくれんぼ - (訪日外国人向け)
このメニューは、訪日外国人のお客様に向けて9,900円(税込)で提供される全12品のコースです。岩手牛のステーキ、手毬寿司、天ぷら盛り合わせなど、親しみやすい料理の中にとろろを取り入れ、最後には濃厚卵のむぎとろごはんが待っています。
2. とろろづくし 〜紫陽花おせち風〜 (健康志向向け)
こちらのメニューは目にも美しい25品が含まれ、6,600円(税込)で提供されます。山芋を様々な調理法で楽しめる「とろろづくし」は、健康志向の方々にも嬉しい栄養満点の内容です。
メニュー開発の思い
料理長の名取秀人は、とろろを苦手と感じる方もいることを踏まえ、親しみやすさを追求しました。「とろろづくし - tororoのかくれんぼ -」は、隠れたとろろの美味しさを発見していただく形式にしています。「紫陽花おせち風」は、季節感と願いを込めた美しい盛り付けにこだわり、味わいの七変化を楽しむことができます。
食文化の発信と持続可能性
「むぎとろの日フェア」は、国民の健康寿命を延ばすための支援、食文化の継承、文化交流の促進、フードロス削減への挑戦を目指す取り組みです。浅草むぎとろは、お客様に伝統的な日本料理を提供しながら、新しい生活様式に調和した食事体験を提供していく所存です。
企業の成り立ち
株式会社浅草むぎとろは昭和4年に創業し、東京・浅草に本店を構えています。厳選された国産山芋を使用したとろろ懐石料理の専門店として、多くのお客様に愛され続けるお店です。